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(2011年4月) クープラン(1668-1733)「ルソン」リスト-4 =6種

ブーレイ以後「21世紀編」 残念ながら、このブーレイ女史は2007年に亡くなりました。

2001年録音
ポールロワイヤルかウルスラの女子修道院の「典礼にならって」構成。聖歌は二ヴェール版を女声合唱で。ブロサールの「ミゼレーレ」で閉じ。

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使われている写真は、夜のようにも見えるが、暗く陽の陰った昼のようにも見えます。
演奏 ル・パルマン・ド・ミュジック
歌手K・ブレイズ/S・ハラー(Sp/Sp)、伴奏(Org/Lute/Vdg)。演奏時間が3曲セットで約38分弱。

2002年録音

とても変わった録音です。アンティフォナの位置にヘブライ聖歌、レスポンソリウムの位置にイスラムの聖歌とヘブライの哀歌が置かれています。オルガンはサン・キランのジルバーマン。同傾向のシャルパンティエ編もあります。

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おそらく合成写真。左から順にアラベスクな扉、ダビデの星の掲げられたシナゴークの扉、十字架と「偶像」に当たりそうなレリーフ枠の扉が並んでいます。
演奏 XVIII-21ミュジック・ド・リュミエル
歌手S・レビダ/C・ジェルスタナベ(Sp/Sp)。伴奏JC・フリッシュ//(Fl/Vc/Org)。演奏時間が3曲セットで約38分弱。

2003年録音

3曲セットで約50分は長時間の演奏記録かもしれません。不自然ではないものの、やや休止の間を長めにとっているように聴こえます。曲間に器楽、マレの「人の声」とド・ビゼー編のクープランの「森の精」意外と落ち着いてマッチしています。

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演奏者が蝋燭を吹き消そうとしている写真。デジパックを開くと火が消えています。
演奏 ラスフェラ・アルモニオサ
歌手J・ゾマー/A・グリム(Sp/Sp)。伴奏M・フェントロス//(Lute/Vdg/Org)。演奏時間が3曲セットで約50分。

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意味深な「釘」の写真
演奏 シアター・オブ・アーリーミュージック
歌手R・ブレイズ/D・テイラー(CT/CT)。伴奏L・カミングス/(Vdg/Org)。演奏時間が3曲セットで46分49秒。

2005年録音

ロンドン・バロックのシリーズと考えた方がよいかしら。a=392という低めのピッチが表記されています。

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レンブラント「預言者エレミア」
演奏 ロンドン・バロック(?)
歌手E・カークビー/A・メロン(Sp/Sp)。伴奏C・メドラム/(Vdg/Org)。演奏時間が3曲セットで約39分。

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2008年録音

「典礼にならって」構成。レスポンソリウムはシャルパンティエ作(H.111/H.112)、閉じの「ミゼレーレ」はランベール作という豪華版。ルセ盤と同じサンアントワーヌ・アベイで録音されています。1748年シェラー作を1992年にオベルタンがフランスの伝統的なスタイルに復元。44ストップ、4鍵盤とペダル。a=415ミーントーン。オルガンのあるロフトで歌手が歌っているようです。伴奏はオルガン以外のクレジットがありません。

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写真をコラージュしたレーベルイメージの統一デザイン
演奏 レドモアゼル・サンシール
聖歌女声3部(各3人)D・ルクレール/E・ワニエ/J・ペレ(Sp/Sp)E・マンドラン(Org)。演奏時間が3曲セットで約36分。

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