笑うバロック展(205) パルドゥシュ・ドゥ・ヴィオールのための

幻の楽器、パルドゥシュ・ドゥ・ヴィオール~フランス趣味とイタリア趣味の融合~宍戸俊子&エリゼオ・バロック・アンサンブル

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「パルドゥシュ・ドゥ・ヴィオール」という楽器が、「○○で代用可」ではない、独自性のある説得力のある表現とレパートリをどこまで確保できているのか、いまひとつ。30年以上前から、FMで放送される古楽祭などでクイケンも取り上げてはいましたが。しかしながら、いつの時代もバリトンやアルペジオーネといった楽器に取り組む人がいなくなることはなさそう。

ティナ・チャンシーはレパートリの選抜を含めて先駆者のひとりでしょう。

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下はメリサンド・コリヴォー。

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パルドゥシュ・ド・ヴィオール(Pardessus de Viole)はヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)一族の中の最高音部、一番小型の楽器です。18世紀フランスでつくられ、非常な流行を見た楽器ですが、同じパルドゥシュでも5弦のものと6弦のものがあるうえ、良く似たタイプでカントン(Quinton)というものもあり、当時から名称に混乱がありました。この楽器のための作品も数多いのですが、従来日本ではあまり知られていません。

きちっとした解説。

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パパーノのCDはディビジョン集。トレブル・ガンバと表記されていますが。

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