シュターミッツのビオラ協奏曲

前稿からのつながりで、ビオラ協奏曲も聴いたり観たり。
動画で見られるもっとも有名な演奏者はどうもタベア・ツィンマーマン。
「1982年、16歳でジュネーヴ国際音楽コンクールのヴィオラ部門で第1位」のもの。いまの動画で有名になる演奏家たちと比較すると、「大草原の小さな家」みたいです。(昔のクラシック愛好家にはマンハイムの音楽は田舎モーツァルトとか、所詮は二流みたいな言われ方をしたものでしたな。やれ不滅やら究極やら騒ぐのは、ネットの発展した時代には、それこそ田舎者あつかいかしら。ヘタクソというのも、それを好きというのも自由に言えるのは悪くありません)
前夫君と来日時に都響でヒンデミットを聴きました。バロック以前は録音はほぼありません。そんなに大柄ではないように見えますが、楽器が大きく見えません。小型のビオラなのかしら。動画ですが、立居振舞、音、腕前は立派なものと感じました。

気になった動画はふたつ。
クリスティナ・コルデロ(Cristina Cordero)は1998年生まれのスペイン人ヴィオリスト。マドリードで学び、ミュンヘン音楽大学。この動画ではフランツ・バイヤーのカデンツァを使用している様子。

もうひとつは、ブラジル出身のガブリエル・ポリカルポ。インディアナ大学で勉強し、大学のビオラのコンクールの時の動画らしい。この人の楽器がビオラ・ダモーレの改造型の様子。音もそれらしく聴こえます。

ビオラは装飾があると目立ちます。オケ動画でライオンやら天使の彫刻された弦楽器に出会うことは、まずありませんな。
ずっと以前にスクラップしたジョシュア・ベルの前のバイオリンみたいな丸々した楽器を使っているアリサ・クレバノフ。

ユルゲン・クスマウルは左利き仕様。チャップリンみたいなビオラ奏者もいます。

残念ながらシュターミッツは録音していません。

古い録音ではコッホ、ズッカーマン、クリストなどの音源がありました。

https://ameblo.jp/kabakundasalo/entry-11037735367.html


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