2015.08.02

本日の演劇ワークショップメモ。

【始まりの準備】

閉じない、ためない、止まらない

足を肩幅に開き
両足を地面につけ離れないようにして
足を閉じず、力をためず、動いてみる。

"閉じない"
足だけでなく、目も、口も、鼻も、心も、思考も全ぶ開いて。
考えない。自分の中の世界にもぐっていくのではなく、自分を出して。
自分を出すということは、その分世界からエネルギーを受けとるということ。

"ためない"
力がたまってる、変に固まっていると思ったら、上手に逃がしながら。
柔らかに、滑らかに。
流れる水のようになって。
漂う空気のようになって。

"止まらない"
ただし、動こう動こうと考えてはいけない。
それでは思考が閉じてしまうから。
失敗を恐れずに、ワンパターンにはならないで
流れにまかせて動いてみる。
自分の中の宇宙を感じること。


そして、動きをだんだんと小さくして
自分の中心を見つける。
動きは止まっても、心の中の動きは止めない。

そうして、
日常のしがらみを切り離して。
スッとした自分になる。

そうすることでパッと体が動く。
役に入れる。

…それが、空気を作るということかな?

全てが分かるわけではないのだけれど
とりあえず、感じるままに
体を揺らし、膝を緩めて
腕を伸ばし、口を開き、首も背中も柔らかくして
阿呆みたいにゆらめいているのは
不思議と気持ちがいい。

柔らかく、しなやかに。
固く強ばった体は、心は
弱くて重くて、壊れやすい。

そうやって生きられたなら。
そうやって息を抜けたなら。

日常にもつながること。

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