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【新卒広報レポート】技術者・管理者向けの生成系AI教育プログラムをひとり広報の私が受けてみた

こんにちは!株式会社レトリバ新卒広報担当の辻です。
今回は現在開発中の生成系AIのノウハウをレクチャーする生成系AI講習プログラムを、新卒ひとり広報の私が実際に受けてきたので、その内容をリポートします!

もともとはお客様のご要望を受け、実施をした生成系AI講習プログラムですが、受講していただいたお客様からは90%以上の満足度をいただいています。今後、生成系AIを活用したいと考えている中堅大手企業・官公庁・自治体の技術者や担当者およびマネジメント層に講習プログラムを展開していく予定です。

講習内容をご紹介!

講習プログラムリリース時には対象や目的別に5つのコースを提供予定です。(詳細は続報をお待ちください!)

ここでは、私が実際に受けた開発中の「生成系AI講習会(戦略編)」がどのようなものかをご紹介します。
講師:取締役兼新技術開発室室長 河原一哉
タイトル:自然言語処理における大規模言語モデル・生成系 AI の進化
所要時間:2時間
講習の流れ:
 LLM基礎知識振り返り
 市場動向  
 海外LLM市場動向  
 国内市場動向
 アプリ動向
 開発環境・ソフトウェアスタック
 計算資源・ハードウェアスタック
 国内のキーパーソン
 今後の動向予想

上記のような流れで講習プログラムが行われました。
それでは、講義内容の一部を抜粋してご紹介します!

LLMの基礎知識振り返り

近年ChatGPTなどの生成系AIが出現し、第四次AIブームに火をつけています。AI技術の中でもLLMは劇的な進化を遂げており、2018年のBERTの出現で、AIで人に近い言語理解能力を実現できる可能性が見出されました。

そして2021年には人の言語理解能力を超えた性能を達成しており、大規模データから事前学習およびファインチューニングを行うことで、様々なタスクを行うことができるようになりました。
ただし、大規模すぎるあまり運用コストが高くなってしまったり、現状のLLMは日本語データでの学習が不足しているため、英語に比べると精度が不足しがちになってしまったりする課題もあります。

市場動向

ここまではLLMの歴史とLLMの課題について見てきました。次は、国内外のキープレイヤーたちがLLMをめぐってどのように立ち回っているのかを見ていきます。
LLMに関係する注目すべき領域は以下のようになっています。
開発者・研究者からするとLLMは開発環境になり、運用管理者からするとLLMは計算資源となります。また、LLMを活用したアプリケーションにも企業向けと消費者向けでわかれています。それぞれの市場動向を理解することが必要です。

国外の動きで言うと、ChatGPTを提供するOpenAI、Bardを提供するGoogle、Blender Botを提供するMetaがLLMにおいて勢力を誇っています。
上記の企業の勢力が強いものの、Stability AIやHugging Faceといった注目のキープレイヤーが続々とLLMを開発していることも忘れてはいけません。

続いて国内の動きを見ていきます。
国内では、FUJITSUやNECなどの大手企業(主にシステム会社、通信キャリア)からLINEやYahoo!JAPANなどのベンチャー企業まで様々なプレイヤーがLLMの技術を磨いています。また、大学や研究機関も国産LLMの作成に力を入れており、活発に研究が行われています。
(国内のキープレイヤー一社一社をを下図のようなスライドを用いて紹介)


アプリ動向

市場動向がわかったところで、次は自社がどこから始めるべきなのかをご紹介します。
LLMを自社で使う際、外部のLLMを活用するのかLLMを内製化するのかという大きく分けて2つの手法が考えられます。
いずれも一長一短ありますが、下図からわかるように、LLMの情報漏洩リスクをヘッジする方法や社内情報の活用の方法が確立されている必要があることから、社外に出しても問題のない情報で外部LLMを使用するのがおすすめです。

この他にも、どのようにすれば生成系AIチャットボットを精度高く運用することができるのか、目的別にどこの会社と組むべきか、今後LLMはどうなっていくのかなどを詳しく紹介していきます。

さいごに

開発中の講習プログラムについて、一部抜粋したものをご紹介いたしました。いかがでしたか?
生成系AIの概要はざっくりと知っているというレベルだった私ですが、国内外の企業の動きと関係性や自社で活用する時にすべきことなどまでは把握しきれていませんでした。この講習プログラムを通じて、LLMをめぐる動きや関係性の理解、さらには一社一社がどのようにLLMに注力しているのか、LLMの活用の方法などがわかりました。他にも意外と知らなかったLLMをより活用するための豆知識や今後LLMがどのような展望を迎える可能性があるのかを知ることができ、自分の引き出しが増え、早速業務に活かしています!

  1. 生成系AIに関する記事を書く際、より明確にターゲット選定・内容を意識できるようになった

  2. 考え事の際、補助として生成系AIを活用することができるようになった

  3. 技術的な理解を深めたことで、技術者の方との話が円滑にできるようになった

この2時間で生成系AIおよびLLMの知見をぐっと深められたように感じました!

お問合せ

生成系AI講習プログラムの提供開始ついては、近々来る続報をお待ちください!
生成系AI講習プログラムにご興味・ご不明点などがございましたら、AIコンサルティング&ソリューション部 堀田(tnd-sales@retrieva.jp )までお問合せいただけますと幸いです。

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