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アベック日本記録

1,500mで日本記録が男女ともに達成された。先日noteに書いた日本選手権で優勝した2人がそのまま更新した形になった。

まずは安定の田中希実選手(豊田自動織機TC)。本人も出ると思っていなかったと驚いていたが、今日はペースメーカーもいて前半引っ張ってもらったのも大きかったのかもしれない。ラストも体が良く動いていた。期限内ではなかったが、日本記録と同時にオリンピック標準を切れたことも、本番前に本人の自信に繋がっただろうと思われる。世界とどこまで戦えるのか、非常に楽しみである。

さらに男子の日本記録はというと、5月にHONDAの荒井選手が更新した記録を1秒以上上回る結果となった。河村一輝選手(トーエネック)が日本選手権チャンピオンの貫録を見せつけたレースとなった。さらにこのレースでは佐藤圭汰選手(洛南)が22年ぶりに高校記録を更新+日本歴代3位である。あの佐藤清治選手の記録がついに破られたということになる。洛南高校は、100mの桐生選手の記録も含めて、高校記録を複数所持していることになる。さらに3位に入ったのは5,000mが本職の坂東悠汰選手(富士通)、練習の一環だったと思われるが、これは1,500mでも十分に戦えるのではないかと思ってしまう。

さらに今日は800mでも日本タイ記録が出ている。3,000m障害といい、今までマイナーだった中距離種目がここにきて活気づいている。壁が破られる時は一瞬にして来るのを目の当たりにしている。世界にどこまで近づけるか、オリンピックでの健闘を祈りたい。

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