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相場の暴騰時における売りどき:低リスクで逆張りする方法


現在、日経は急激な上昇傾向にあるため、暴騰時の安全な売りどころについてご紹介します。同様の考え方は暴落時にも適用できます。

時間が限られているため、要点を迅速にまとめてみました。

エントリー方法は様々ですが、ここでは低リスクで逆張りする方法を取り上げます。非常にシンプルなアプローチですので、「これだけ?」と感じるかもしれません。

大前提として覚えておくべきなのは、本当は売ってしまうべきではないということです。暴騰相場ではロングで順張りしていくことが重要で、中期のトレンドには順張りで参加し、例えば繋ぎ売りやロングの利確ポイントを考えるときにこの視点を持つことが大切です。

昨年の春夏のバフェットによる日本株買い暴騰の日足チャートを参考にしてみましょう。

「大暴騰中の注意点:山を追い求めず、崩れてから売る視点」

この大暴騰で、山を越える度に次こそは暴落すると予測して大損した人も少なくありませんでした。

何度も数千円単位で踏み上げられてもなお、退場しない暴落を煽るインフルエンサーの言葉に振り回され、損失を被る人も多かったのではないでしょうか。

この暴騰中は高値切り上げや安値切り上げが見られ、綺麗な上昇トレンドが形成されています。

「売るな」と述べていますが、もちろん、一番高いところで売ることができれば最良です。その気持ちはよくわかります。でも当てずっぽうに、自分勝手な値頃感で頂点であると信じてショートポジションを取り、その後の上昇でも逃げずに、退場するまで資金を溶かしてしまう人が多いです。

こんな時、元スパイはいつも「崩れてから売ればいい」とポストしています。

23年5月

先週24年1月17日

『崩れてから』の意味について説明します。

崩れるにしても、使える崩れと使えない崩れが存在します。特に先物市場では、極悪AIが様々な手法でフェイントを仕掛けてくるため、実際には考えにくいような形を描いてくることがよくあります。これらの例外的な動きは、無視するべきです。トレーダーの使命は、あくまで取れそうなポイントで取引を行うことです。

以下、例外的な動きの一例を紹介します。

こんなの狙って取れるわけないです。このようなドラマチックな動きは、売りで取れたとしても注意が必要です。たまたま爆益を出した経験から病みつきになり、値頃感で売る中毒者のように、崩れを確認せずに高リスクな逆張りショートポジションを取る癖ができてしまいます。

この癖を皆さんにつけさせた後に退場するまでしっかり含み益を握らせて暴騰させて、一撃数十億円とほくそ笑むのが我らが日経糞AIです。

Y波動は、安値を下回った後に高値を超え末広がりのチャートが描かれます。しかしこのパターンも単なる遊びであり、正解は静観することです。

もしポジションを持っているなら、それをクローズすると同時に、事故に遭ったと考えてパソコンを閉じましょう。

先物市場では、上記のような例外的な動きが頻繁に起こりますが、我々が狙うのは再現性のあるトレードです。綺麗な形だけを追い求めましょう。

それでは、何を待つべきか?当然ですが、トレンドが変わるポイントを見つけることです。

この上昇トレンドが

こう下降トレンドに切り替わるところで売りたいわけです。

それでは足してみましょう。物事はシンプルで、簡潔に考えることが重要です。

足してみました。

まず答えから書きますね。このチャートでは売る場所はここです。

この場所は再現性があり、確度が高い場所です。それが三尊の右肩です。右肩に向けて上昇しているときに売るのが適切です。

そして、この時点で非常に重要なのは

これが重要なポイントです。直近の谷を割ったという事実でもって、崩れが起きたと見なします。
崩れるまでの状態では、山と谷が何セットできるかは誰にも予測できません。崩れる形が見れるまでは、次の山が最後と勝手に判断することは危険です。

では例えばこんな場合は?

直近の谷を割らなかったけれども、三尊が形成されるとき、狙いどころはここです。

具体的には、高値切り上げや安値切り上げのパターンが崩れたところからの戻りで売りポジションをとります。

上昇トレンド中に逆張りで売るにしても『直近の谷を割った』という要素が加わることで、単に値頃感で売りに入るよりもリスクが大幅に低減します。

逆に言えば、この形が出現すると、上昇トレンドを支えていた大口ロングトレーダーが利益確定のためにポジションを解消しやすくなり、その結果、後続の下落が急激になりやすく、ここで構築した売りポジションには有利な流れが生まれる可能性が高まります。

この原則を心に留めてください。それでは、昨年の急騰時の4時間足チャートを見てみましょう。

あっ、、、右上の方に、、、見えましたか? 拡大しますね。

6月20日火曜に崩れが確認できてます。

ここで初めて戻り売りを検討します。

それまではロングで押し目買いを行い、相場が転換したかもしれないので、転換が起こったと仮定して下落トレンドに順張りします。

トレードプランとしては、分割を利用しながら2段階でポジションをとります。

最初に、右肩が形成されつつあると仮定し、戻りを叩きます。33020~33950で売りポジションを構築します。この取引の際の撤退ポイントは明確で、高値です。高値を越えた場合はロスカットし、撤退する方針です。

次に、33020を割ったところでガッツポーズしながら再度売り増しし、更なる下落を狙います。ちなみに、元スパイは、こういった状況ではネックライン手前で一旦売りを利確して様子を見、ネックラインを割れた場合に再び売りに入ります。どんな時もリスク管理を怠らず、慎重に行動します。

トリプルトップや三尊天井といった誰もが知っているパターンを上手に活用することが重要ですが、実際にそれを実行できてる人は少ないです。この戦略を是非マスターしてください。

この時、右肩を作る確率や右肩の高さ、33020のネックラインを割った後の下落の見込み幅などは、実は高い確率で目安を計算する方法が存在します。ただし、これは優位性が崩れる可能性があるため、無料で教えることはできません。

このようなシンプルなアプローチは多くの人が軽視していますが、実は大口のAIはしっかりと意識し、アルゴリズムやプログラムに組み込んでいるため、特に上位足では重要な要素となります。

これらを踏まえて、こんな動きも想定できます。

相場は騙し合いの連続です。もちろん、これも相場参加者を騙す手段の一つです。ただし、何が騙しで、何が騙しではないのかを正確に把握していないと、相場観を誤る可能性があります。

売りが騙しで上昇する場合や、その上昇の仕方を見極めることで、天井を判断する方法も存在します。騙しであるかどうかが分からない場合は、この情報も手に入りません。必ずこれらを把握しておくことが重要です。

例えば一個前の山を見てください。
拡大すると

4時間足で押し安値を割り、ダブルトップが形成されましたが、最終的には踏み上げられて否定されています。

この場合、仕掛けた場所によりますが、高値超えでロスカットすることになります。ただし、これは必要経費であり、惜しんではいけません。優勢性のある場所でのトレードであっても、時折外れることは避けられません。勝率100%は絶対にありえないので、これは仕方のないことです。

しかし、大口目線で相場を見ることができると、次のように考えることができます。天井売りと思って入った大口(注意:個人のスケベ売りではなく、大口が参加しているというポイント)が騙されてロスカットしてくる=高値超えで買戻しが入る可能性があると考えられます。

大口が背中を押してくれるような場所であれば、売りポジションをロスカットし、ドテン買いを仕込むことができます。ロスカット代の50%でも回収できたらまだマシですね。

こうした視点から、高値越えてもロスカットせずに売りポジションを握り続けるのはもったいないと気づくことができますよね。

たまにダブルトップ否定や三尊否定と呼んで、ポストしてます。

ケースバイケースではありますが、相場の騙しを回避することは可能です。嘘くさい動きや、経験に基づく感覚で「これはおかしい」と感じることがあったりします。

相場の特異性やパターン、取引者たちの心理などを理解し、騙しを見抜く能力は、トレーダーにとって重要なスキルの一つです。経験を積んで勘を養い、慎重な観察と分析を通じて相場の裏に潜む意図を理解することが、成功につながるのかなと思います。

例えば、最近ダブルトップ騙しが発生。SQまでの日数も充分にあり、特に36000で蓋をするような大口の建玉も確認されていないため、分かりやすいダブルトップで天井の形を親切に描いてきたのは怪しかったです。
相場は騙し合いの連続です。

元スパイは、暴騰相場では1時間から4時間のレベルでの押し安値割れが1~2回は騙しになることが多いとの見解を持っています。最初の1回目の騙しには必ず押し目買いを行います。ほぼ確実に利益を上げれる場所ですね。

もちろん、先ほど述べた例外も考慮しつつですが。

これが起きる時も少なからずあるので、、、押し目買いをしても逆に大損することが時折起こります。そのため、どんな時も自分の相場観を妄信せず、場合によっては早めに逃げることが重要です。

相場は予測が難しく、予期せぬ動きが発生することもあるため、柔軟性を持ち、リスク管理を徹底することがトレードの成功に繋がるのかなと。

まとめると

  • 最初に、4時間足レベルで直近の谷を割るまでスケベ売りは控える

  • 直近の谷を割ってから騙しに気をつけつつ、戻り売りを検討する

  • 高値を超えた場合は、確実にロスカットし、場合によってはドテン買いで順張りに切り替え、ロスカット代を回収

  • 天井の形が出来たら、2~3回右肩狙いを試し、その中で最後に大きな下落を捉えることができれば理想的

  • 基本的に、逆張りショートよりも順張りでロングを意識することが重要


これだけ注意しておけば、ハイレバでのトレードをしない限り、おそらく大損は避けられるでしょう。特に日経は、大損を回避すれば何とかなることが多いです。いつも親戚のおばさん並みにしつこく書いていますが、大損だけは避けましょうね。皆さんの成功を願っています。

直近の谷を割る可能性を事前に推測し、割った後の戻りの高さやその後の下落の深さを計算することも可能です。

計算方法については、ワイフと離婚したら共有予定です(未定w)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考になりましたら、モチベーションアップのためにぜひイイネやリツイート、リプライをお待ちしています。反響があれば、これからも定期的に様々な有益な情報をシェアしていこうかと考えています。


追記19:30 

せっかくですので、現在の相場状況に基づいて、安全に売るためのポイントを考えてみましょう。

ツイートでも触れていますが、トレーダーはそれぞれ異なる時間軸を持っていますので、どの価格で売っても問題ありません。例えば、現在の価格が36600でショートし、35580で利益を確定させても勝ちは勝ちです。

ここで言う「安全に売れる」とは、数百円から数千円の含み損に耐えるスイング(またはデイトレだったけど強制スイングに移行させられがちな)トレーダーの方を対象にしています。

それでは、現在の4時間足のチャートを見てみましょう。

先日、ご丁寧に上髭陰線まで描いてダブルトップを演出したベアトラップからの反発が続いています。

例えば、今が天井だと仮定します(ただし、実際にはそう考えていません。あくまで例です)
ネックラインまでの距離が非常に遠い状況です。この距離が遠いことは、相場が強いことを示しています。したがって、今朝から元スパイもロング一択であり、現在も押し目買いに注力するべきだと考えています。

これはあくまで例で、相場観を共有しているわけではないので、この軌道通りにトレードすることは避けてください。

売り方としては、チャートを売り転換させるためにはネックライン割れが必要です。しかし、ネックラインを一気に割るには約1500円の下落が必要であり、現実的ではない状況です。強力なヘッドラインがあっても1500円を下げるのは難しいでしょう。

そのため、現在は売り方にとっては絶望的な上昇トレンドが続いていると見ることもできます。ロング優勢であることは確かです。

このパターンが描かれる可能性が高いと考えるのは無難です。ネックラインまでの距離を一発では届かないと見て、途中で一度反発させてプチネックラインを描くことで、勢いを加速させてくる可能性を考えるのです。

したがって、今例えば売りポジションを取ったとしても、おそらく一度反発するでしょう。上手に天井ショートを掴んだとしても、ある程度のところで一度逃げる方が賢明です。

なぜ逃げるかというと、

まだネックラインが割れる前にはトレンドが上向きであるため、こちらの可能性が優先した方が無難と考えるからです。

利確しないと、その後もし上昇が続いた場合、マイテンする可能性があるからです。

① 天井を仮定して売りポジションを持っていたとしても、ネックラインが割れる前に一度利確し、その利益を次のトレードのロスカット代として確保しておくべきです。

② ネックライン手前での反発を狙って押し目買いも考えれます。

③ もし反発が起きた場合、次に右肩が形成される可能性に備えて高値付近の攻防を慎重に観察し、ネックラインがまだ割れていない段階では天井確定の確度が低いため、様子見か、ギリギリ天井付近まで引き付けてからショートで右肩を狙うことも一つの選択肢です。

④ 狙い通り高値更新せずに下げた場合、②で反発したところを割るかに注目します。

⑤ もし②のプチネックラインを割った場合は、初めて下の緑のライン割れを確かめにいく段階へ進みます。

⑥ ここで、緑のラインを割れば初めて『崩れ』が確認できるため、そこからの戻りで売りポジションを形成し、34000台を狙ってみます。

正直に言って、まだショートよりもロングの方が気が楽だと感じませんか? この通りスムーズに進むことはまれで、途中でノイズに振り回されたりもしそうです。含み損を抱えている状態では方向感を探るのに冷静な判断が難しいこともありそうです。

ショートするなら、⑤か⑥で判断するのが無難かなと。

元スパイが売らないのかという質問に対しては、おそらく1〜2セッション以内に売る場面は訪れると思います。ただし、大局はまだ上向きであり、あや戻しの兆候を感じた場合にショートすることもあるかもしれませんが売りポジを握って34000を狙うようなフェーズはまだでしょう。

売り方と買い方がそれぞれ望んでいるチャートのイメージを先回りして考えてみることは、トレードプランを構築する上で重要です。色々妄想してみて、妄想を元に、どのようなシナリオが起きた場合にどのようにトレードするかを具体的にイメージしておくと、実際のトレードで冷静かつ効果的な判断がしやすくなります。

お互い頑張りましょうね。

参考になりましたらモチベーションアップのため是非イイネやリツイやリプお待ちしてます。反響があればこれからも定期的に有益な情報をこのような形でシェアしていこうかと思います。


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