魔女の魔法


自分の気持ちを分かってもらえず、泣いてばかりいる娘がいました。

娘を憐れんだ魔女は、魔法をかけてあげました。

するとどうした事でしょう。娘が流す涙に、感情が宿ったのです。

「お腹がすいたよ!」

「眠たいよ!」

「寂しいよ!」

一粒ごとに、娘の感情を呟く涙たち。

娘は思いました。

正直すごく邪魔。

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