あいにくのわたしで
ぜんぶ兵隊で
墓は行列で
海を眺めています
構造としての声は棄てて
いきものの
不始末を
続けています
夜が混ざった顔をして
境目もなく
泡になり
世界中にひたされた
ことば
決して
ひふにはなれないのに
すくうことを決めた
わたしたち

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