夢みたい

発電しなければ
止まってしまいそうな一日を
なんとか動かしているって
君は言う
そんなに発覚しなくてもいいのに
そとを歩いてるつもりが
ずっと現実の中でした
ってことになっちゃうよ
わたしたちの強さはただひとつ
現実のそとを
歩き出せるということ
でなければ
現実を見つめたり
触ったり
嫌ったりなんてできないよ
夢にみるくらい
印象的な
現実
いちど夢みてみたかった
ぜんぶ夢であってほしかった
あとから考えることが
いまから感じることの道になる
だってそれがないと
なにを目指していいかわからないし
はじっこを切り取って
全体を想像して
現在を超訳します
ことばはじっとそとをみている
読む人のいない場所へ
どうやってわたしを
連れ出したらいいのかを
靴のかたちになりながら

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