エウレカ

間近ではないひらめきが見えて
歩き出すことが
その輝きを消してしまったように
思えること
距離がなければ
ひらめきを覗けない
あえて
ぽっかりとしているのだ
いつか驚くため
あたまに空間を乗せて
なにもなさに
愛を送る
うごいているから
とまっているものにさわれるの
打ちあけて
飛びおきて
落ちのびて
まだ歩く
すこしも
不思議じゃない
生まれたときから
そうだった
だから
みんな
このいのちに
驚きたがっている

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