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詩集

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詩が集まって何かしています。 背景はときどき変わります。 (一時的に非公開になる詩はそのうち帰ってきます)
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2016年5月の記事一覧

エントレインメント

あさがたのふくろうは
ひかりがりんかくをたべるのを
よるのめでみつめていた

まるで話にならない
話にならないことの美しさ
形づくるものたちへの報復
ことばの芽生えが
逆襲するまで
肌は
脈絡を
すてて
ものがたりを
走る

透明シフト

こころは静かにシフトする
あたまに気づかれないように透明になって
からだの底を歩き回る
かき乱されてはいないし
乱してもいない
ことばがいつも見ているから
踊っているだけ
どんな動きだったか
名づけてみては
首をかしげて
まっすぐなこころを
まっすぐなことばでは
包みきれないことを知る
からだはこころに呼応して
あの角を曲がる
だれがいるのかわからない
だけど曲がればあたらしい
あたらしいものが

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