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詩集

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詩が集まって何かしています。 背景はときどき変わります。 (一時的に非公開になる詩はそのうち帰ってきます)
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2015年5月の記事一覧

メイズ

迷いなれている私たちの迷路は
ゴールばかりが呼吸をしている
もっと形を失って
気体しがちなテレパシーで今日をささやく
ずっと立て札 そこにあるのに
読まないでいるし
そっと悔しさ にじみでても
触れないでいるし
ふてきな笑みを
沈めてしまうし
あなたのゴールが旅をしています
風の噂にそう聞いて
無事を祈って私は眠る

ケサランパサラン

四角くとがったクリームが
あなたの街にふりそそぐ
溶けないクリーム拾ってみんな
白くないところだけを頼りに歩く
ほんとはみんな
やわらかくしたい
わたあめみたいに生きてみたい
ささえのいらない軽さと白さで
みんなの打つべき手をかたっぱしから
やわらかく
にぎりしめていく
そういうお仕事さがしてます

不意打ちの命

せきららの気持ちよりも
身体は遠くにある

いろめく気持ちよりも
身体の反応は過剰になり
過小にもなる

身体の反応が
気持ちを
揺さぶって
本来の気持ちだったものを
隠してしまう

核心はずっと奥にあって

身体の反応ほどに気持ちはなくて
それか
身体の反応よりも気持ちはあって

その不意打ちを
不一致を
治せずに一生が
すぎる

朽ちていくのは身体なのか
心なのか

見分けはつかないし
聞き分

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