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男前なマジシャンたち ~ルディー・コビー編~

まだまだ、僕が感動した男前はおりますので
ご紹介していきたいと思います。

僕くらいの年代の人なら、1回くらいは映像を見たことが
あるんじゃないでしょうか?
マッドサイエンティストで、4本足のイカツイ人。

VIMEOに本人の動画がありましたので、どうぞ。
これって、1990年代かな? 今見ても面白いです。

とびぬけたクリエイティブなマジシャンと言えるでしょう。

ただ、この方、だいぶ長い間マジックの世界で名前を
聞かなくなっていたんです。
別に何か問題を起こしたわけではなく、主たる活動を別にしていたようです。

子供のころから、ロックミュージシャンのマリリンマンソンと
友達のようで、マリリンマンソンがツアーをするからそのバックアップに
ついてくれ、という事で、ずっとそっちをやっていたみたいです。

まあ、こういった事を思いつける方なら、そりゃあ手元に置いておきたいと
思う人は多いはず。
マジシャンのクリエイティビティって、普通の人とちょっと違うし
また普通の人と異なる人脈があったりしますからね。

まあ、とにかく
こんな稀有な才能を持った人がマジックの世界から遠ざかっていたのは
ちょっともったいない感じですよね。

で、恐らく、ちょっと一段落したんでしょうね
マジックの世界に戻ってきてくれたタイミングがあったんです。

それが2010年のテンヨーフェスティバル。
テンヨーという日本のおもちゃの大手の会社さんが年に1回
行っているショーに出演してくれたのです。

うっすらとした記憶ですが、このころの数年だけ
ちょっとだけマジックの世界に顔を出してくれた感じですね。
すぐにまた活動を聞かなくなり、恐らくはアーティストのバックアップ
の方等に回っているんじゃないでしょうか?

で、そのタイミングで、マジックランドで彼のレクチャーがあったんです。
とはいえ、上記の動画などを見ていただければいいのですが
マジックの細かな事柄というよりも、彼のキャラ立ちがすごいので
そういった物を楽しむ?感じのものでした。

たまたまのタイミングで、僕が通訳をすることになりました。
正直ですね、読むのは繰り返し出来て、推敲できますので
まだいいのですが、耳には自信はありません。
ただ、マジック分野に関して、ある程度広範な知識を持っていることと
予習をしておくことで、何とか対応はできるだろうという思いで
お受けさせていただきました。

当日の早くだったか、前日だったか、彼とどういったレクチャーを
するのかに関して、打合せしました。

僕にとってはテレビスターですよ、子供のころに見てたの覚えてますし
もうそれだけでワクワク。
ちなみに、その時のテンフェスも見たと思います。
やっぱ面白かったです。

少々緊張しつつ、待ち合わせ。
だって、どう考えてもイカツイ人が来るわけじゃないですか(笑)
「こんな通訳つけやがって!」みたいに迷惑がかかったら申し訳ないし。

お会いして見たら、まあ優しい人(笑)
背も高いし、頭もツンツンだから、雰囲気はとがっているのですが
「君が通訳なんだね、よろしく!」
みたいな感じで。

正直言って、何をレクチャーしたのか、もう覚えていませんが
上記動画などの彼のテレビスペシャルの動画を参考にして
色々と話していた気がします。

そして、彼が繰り返し言っていたのが
「たった3分だ、3分のクリエイティブな演技があれば、明日から世界中を回れるんだ!」
って、ホントに熱心に言っていました。

彼の演技は、面白いものがいくつもあるのですが
実は1つ1つは時間が短く、それらの組み合わせで出来ているんですね。
4本足も、実はそんなに長いアクトではありません。

彼は、インパクトに残る、クリエイティブな手順を作り
それを引っ提げて、意図的にマジック界に来たようなのです。
そして見事にその評価を手に入れました。

今の時代なら、Youtubeがあるわけで
3分の演技を作って動画上げれば、それがバズってメディアに
取り上げられるだろうって、事なんですね。

たった3分のものを作れば、あなたの世界は
明日から変化する!って
熱心に語っているのが、すげーカッコよく見えて。

そして、彼自身それを体現しているわけで。

でも、自分だけがスポットライトを浴びたいわけではなく
自分のアイデアを形にするのが、恐らく好きな方で
だからこそ、他のアーティストのエフェクト担当のようなポジションに
なれるのだと思います。

これは前にも書いたのですが
このレクチャーの際に、1冊のノートを彼から受け取っていて
それは、かつてこういった内容のレクチャーを行っていた際の
英語のレクチャーノートのようです。

伝えたいことは
3分の演技があれば、有名になれる!
ってこと。

良かったら、日本語に訳してくれ!
って受け取ったまま、止まってしまって。
皆さんに価値をお届けできてないことが申し訳ないです。

恐らく、ルディーコビーからしたら、今の時代は
本当にラッキーな時代に思っているんじゃないでしょうかね。

各種、動画配信できるサービスがあるわけで
それを活用しろ!っていうでしょうね。

Youtube、ティックトック、インスタなどなど
3分のクリエイティブなものを提供すれば
明日からでも世界中から呼ばれる!って

もちろん、ごく一部の人たちは、そういった物を上手く使い
実際世界中からのオファーがあるでしょう。

自ら体現してきたことを、自信を持って伝え
そして、そんな後輩たちが出てくることを楽しみにしてる
って感じました。

なんか、カッコいいでしょ
っていうか、こう、ブレてなくってかっこいい人でしたね。

クリエイティビティとエンターテイメントの
見事な融合と、男らしいその生きざまも
カッコいいですよ。

恐らく、ここからのタイミングではなかなか
リアルで彼の演技を見ることは難しいかと思いますが
是非ぜひ、上記の動画など楽しんでみて下さい。

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