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【食べた】Ottonのフレーバーコットンキャンディ

先日のホワイトデーで「お返しは何がいい?」と夫に聞かれた。
といっても私がバレンタインデーにあげたものといえば、娘とせっせと作ったチョコタルト。お菓子作り苦手な私のための、無印良品のチョコタルトセット。更にはそれを家族3人で分けたのでチョコタルト2個しかあげていないのだ。

「そんな大した量あげてないし、メメにだけあげてくれたらいいよ」と断りを入れる。それでも夫は何とかしたかったのか、「じゃあ千円あげるから、何か適当に買ってきてくれ」と千円札を渡してくれた。

(こんなの冷めてる!!)と思う人もいるかもしれないが、我が家はこれがスタンダード。それに付き合っていた頃よりだいぶマシになったのだ(笑)

さて、貰った千円で何を買おう。と、ちょうどその日は通院のタイミングでもあったので、帰りにTSUTAYAへ寄る。お気に入りのこの店は、オシャレな雑貨やお菓子もたくさんある。そこで見つけたのが、題字にもあるコットンキャンディーーーつまりわたあめだ。2つで税込1080円。わたあめにこの値段…と考えるとなかなか勇気がいるが、そこは夫に貰った千円。心置きなく購入させてもらった。

わたあめといえば小学生の頃、祭りの露店でどうしてもわたあめを買ってみたくて行った記憶がある。ただその露店にはわたあめの値段表記がなく、人相の悪いオヤジさんが座っているだけだった。それでも勇気を出して「1つください」と声を出す。

「あい、千円ね」
あまりの高さにオヤジさんを二度見した。小学生が二度見した。今思えば多分、お小遣いを入れた財布からとりあえず千円札を取り出して、それを見えるように握ったまま露店に行ってしまってたんだと思う。今さすがに露店でわたあめを買うことはなくなったが、本当に千円だったのだろうか?もし本当に千円なら、わたあめを入れているあの、保存性も効かないような流行りのキャラクターをプリントした袋代だろう。それでも千円は高すぎる。

そんな遠い、ほのかに苦い記憶を思い出させた、この2つで1080円のわたあめ。
近年ではSNS映えするわたあめが出ているくらいだから、わたあめとしてはきっと美味しいに違いない。ぼったくりじゃないことは分かる。露店のオヤジさん、残念だったな。世はコットンキャンディ戦国時代だ。

Ottonのコットンキャンディ/左は杏仁豆腐 右はチョコレート

こうして購入したコットンキャンディ。(もうわたあめと呼ばぬ)
密閉性が高いので、少しずつ食べても大丈夫そうだ。

私の知ってるSNS映えのわたあ…コットンキャンディは確か色付きのザラメを入れて作るカラフルなわたあめ…コットンキャンディだったような。
これはフレーバーパウダーでそれぞれ味付けされたわた……わたあめなのだ。

私はこれを食べる分だけ別皿に取り、フォークでいただいた。さながらカフェに出てくるスイーツのように楽しむことができる。フレーバーも多彩で、この2つ以外にも食べてみたくなるほど素敵な味わいだった。高いからこそ、少しずつじっくりいただきたい。
メメも食べたがったので食べさせてみたが、ココアパウダーや杏仁豆腐の味はあまり口に合わなかったようだ。「私にはちょっと苦いかな…白いとこはフワフワ甘くて美味しいんだケド…ネ!」とフォローしてくれた。優しさが溢れている…。

夫も「こんなのよく見つけたなぁ」ともの珍しそうに見ていた。私にとっても新しいお菓子を口にする、ありがたいホワイトデーとなった。

店頭に並んでいた以外にも色々あるようだ。
とりあえず私は外出した際に、気まぐれに他の種類にも手を出していってみたいと思う。

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