【連載小説】#04 売上げが高まる効果的な広告「レスポンス広告」は、どのように誕生したか。
しばらく私の実力を見極めていた大久保部長が、私を部長室に呼んだ。
「阪尾君、今のままじゃダメだ。もう一度、一から広告作りを学ばないといけない。根性だけはあるようだから、俺が鍛えてやる」
その日から、私の修行が始まった。
この修行はこの後約3年間続くことになる。
「部長、キャッチコピーを書いてみました。どうでしょうか?」
「阪尾君、キャッチコピーだけ書いてどうするの? あのね、商品はさ、キャッチコピーだけで売れるんじゃないんだよ。まずはサムネイルを書きなさい」
サムネ