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リゾートワーク部の奄美大島レポート~2022年10月版

10月、奄美大島で号外レベルの話題となったのが、こちら。

春のセンバツに出場、夏は惜しくもあと一歩で涙を呑んだ大島高校の背番号1、大野選手のドラフト指名です。奄美大島の高校からのプロ入りは初の快挙(奄美群島に広げれば1990年に喜界高校からプロ入りした高橋選手以来2人目)。

今年のドラフト会議でも、ドラフト上位指名確実といわれる選手が指名漏れしたり、下位指名になったりと、プロ入りはやはり厳しい世界であることが伝わってきました。そんな中でのドラフト指名。しかも、ソフトバンクは合計20人指名した中で、本指名は6人(育成が14人)。プロのスカウトからも高く評価されたことが伝わってきます。

これまで、奄美大島の有望な野球選手(野球にかぎらずスポーツ全般)は、高校から本土の強豪校に所属し、そこから進学やプロ入りを目指すのが一般的でした(奄美大島出身で2021年楽天に指名された泰選手は鹿児島の強豪・神村学園卒)。

大野選手も本土の強豪校からの誘いもあった中、仲間たちと島から甲子園をめざし、見事甲子園出場だけでなく、プロ入りまで実現。奄美大島だけでなく、離島の子どもたちに新たな希望を与える存在となっています。

今回は、そんな明るいニュースで盛り上がった10月の奄美大島の模様をかいつまんでご紹介します!

収穫の秋・芸術の秋

収穫の秋!奄美大島(の主に北部)では「種下ろし」という伝統行事が各地の集落で行われます。昔は集落の家1件1件をまわって朝まで踊り明かす島のパーリーナイトだったようですが、近年は(コロナ前から)そこまでではなく、ずいぶんマイルドになっているそうです(笑)。

また、秋は芸術の秋でもありますが、奄美大島でも新型コロナウイルスの感染拡大後初、3年ぶりに行われた奄美市民文化祭をはじめ、さまざまなイベントが開催されました!

まだまだ25℃を超える夏日が続き、水着で全然海水浴できる気候の奄美大島ですが、こうした秋ならではのイベントによって、秋らしい雰囲気が漂ってきます。

奄美自然観察の森、リニューアル

龍郷町にある「奄美自然観察の森」。2017年度から進められていた再整備工事が完了し、「奄美群島国立公園ビジターセンター奄美自然観察の森」としてリニューアルオープンしました。

自然観察の森はその名のとおり、世界自然遺産にもなっている奄美大島の森を彩る植物や、そこで暮らす野鳥や昆虫などの大自然を観察できる施設。

リニューアル前に訪れたときは「え、自然そのまますぎでしょ」というくらい薄暗い森のあちこち看板の壊れた遊歩道を恐る恐る歩く、素人にはハードルの高めの場所だったのですが、今回のリニューアルでは展示室のある森の館や遊歩道などがきれいに整備されたようで、素人にだいぶ優しくなったようです(笑)。

また、自然を満喫できるのはもちろんなのですが、ここからはあの西郷隆盛も愛したという龍郷湾の景色が一望できます…!見てくださいこのTHE 南の楽園感…!!

こんな景色のところに住みたい(現実は厳しい)

そんなわけで、今回は海だけではない、奄美大島の文化や森の魅力などをお伝え・・・するつもりが、「奄美の海きれいだね」という結論になった感があり、なんだかせつない気持ちの奄美大島リゾートワーク部を応援してくださる心優しい方は、ぜひスキやシェアをお願いします・・・!