【考察】ヌチョチョアオマンジュウの生態


御託

 noteをご覧の皆様初めまして、れじと申します。みなさんは「突然変異」についてご存じでしょうか。今までの血統には無い新しい特徴が突然生物体に出現することを指します。時には進化に影響したり、現代においても首が2つあるヘビ、頭部に口があるピューマ、一つ目のヤギ、口内に目があるカエル等まさしく神の気まぐれ、その生物系における特異点です。さて、カービィファイターズ2にもこの神の恵みを受けたキャラクターがいることはご存じでしょうか。彼の名はヌチョチョアオマンジュウ。今回はカービィファイターズ2に登場するヌチョチョアオマンジュウについて語りたいと思います。

誰?

 カービィファイターズ2を遊んでいると勝手に溜まる謎のポイント、ファイターズポイント。このポイントを3まで上げると新キャラとして解放されますが、何かがおかしい。そう、青色です。真っ青すぎます。カービィシリーズではなかなか見られない深青色を全身から発光しています。ここで察しの良い読者ならわかるかもしれませんが、コイツは間違いなくカービィでは無いのです。しかしカービィでないとするとここに疑問が生まれます。「なぜ"カービィ"ファイターズに新規キャラクターとしてこんな気持ち悪いヤツを登場させる必要が?コイツに関するストーリーは?」至極当然の疑問です。しかしどういうことでしょうか。この疑問をゲーム内で解決してくれません。なんならコイツに関してまるで我々にしか見えてないのか錯覚するレベルでゲーム内で触れません。となるとここは数学で用いられる背理法の考え方を当てはめてみましょう。背理法とは、二者択一の問題で敢えて最初に間違った仮定をし、これが正しいと示そうとする中で矛盾が生じる。最初の仮定が間違っているので矛盾が起こるのは当然です。よって最初の仮定が間違っている→最初の仮定じゃない方が正しいという論法です。最初にコイツをカービィでは無い、新規キャラクターと仮定します。すると新規キャラクターについてゲーム側から何か説明があるはずです。しかし実際にはノータッチです。これは最初の仮定に矛盾します。よってコイツはカービィだ、ということになります。カービィの突然変異体であると考えるのが自然でしょう。

神の恵み

 前段落でコイツがカービィである事の証明は完了しました。ただ我々が調べていくとカービィには無い特徴が多くあり、研究者の頭を禿げあげさせました。研究者の髪の毛を代償に得た情報をここに羅列していきます。
1.ベロが異常に長い。コイツ、気味が悪いほどに舌の長さが発達しています。コイツとほぼ同じ大きさのカービィの身長約20cm、カービィの胴体を綺麗な球とすると、

足の高さは大体1/10

コイツのベロは横に並んだカービィ3体を全員舐め回せるので3×(20×9/10)=54 そう。大体54cmです。再三申し上げますが、コイツの身長はおおよそ20cmです。身長の2倍以上の長さのベロ。人間に例えると日本男性の平均身長は171cmですので3m40cm以上の長さのベロを持つのと同義です。化け物でしょうか。おそらくですが、カービィの遺伝子にある"吸い込み"では遠くのものに干渉こそは出来るものの、直接的なアクセスは出来ません。また、吸い込むというのも一々筋肉で肋骨を動かし、横隔膜を下に下げて胸の中の体積を大きくするのは身体に疲労感を与えます。よってコイツの遺伝子は舌に力を入れたようです。

2.イボを高速で出す。紫の唾液を水圧カッターのように飛ばす。現在も調査が進められています。唾液を水圧カッターのように飛ばすのは恐らく正当な進化でしょう。カービィも空気弾と称して密着で10ダメージの空気の塊を飛ばすことが出来ます。カービィの体力が240なので単純に考えて24回当てると死ぬ息、怖すぎます。人間に例えると不意に脛をぶつけたぐらいでしょうか。この威力を自前の肺で成せるので、唾液をありえん勢いで噴射する事も可能な気がしてきます。カービィがこれを出来ないのはおそらく唾液を自分で出すことが出来ないからでしょうか。ドライマウスなのでしょうね。成人の1/4に見られる症状であることから、とっくに30を超えたカービィさんがこうなることも当然考えられます。唾液が紫なのは青色に変色する過程で酵素とかなんか変化したのでしょう。しかし、イボ出せるのは本当にわかりません。唾液を生み出すときの反作用であると考えられています。彼も自らを守る為に自らを傷つけているのでしょうか。

最後に

 2度と目の前に現れるなよ。

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