〈ピアノ〉【拍手リレー】拍手はこころを開く音
昨日、横浜の馬車道駅のストリートピアノに初めていきました。
夕方の帰宅時間でお仕事帰りの方々が
多く行き交っていました。
ストリートピアノでの『弾く前拍手』体験
私の前に弾いていらっしゃった方が、
ショパンの英雄ポロネーズを弾かれていて、
とても力強い演奏に最後の和音の音が消える前に
ワーっと拍手をして「すごーい」と思わず声をあげていたら、
いやいやーと謙遜されつつ
「どうぞ〜」とピアノの順番を譲ってくださいました。
そうしたら、
弾き始める前に拍手をしてくださったんです！
ストリートピアノで
弾き始める前に拍手をしていただいた経験は初めてで
すごく温かい気持ちになりました。
たったお一人の拍手でも
充分こころは温かくなれるのですね。
そんな温かさにこころがふわっと開いた中、
ショパンのノクターンの第2番を弾きました。
弾く前に拍手をしてくださったこともあって
程よい高揚感がありつつも
心に素直な呼吸と共に
心の中で流れている音楽をそのまま表現することができました。
弾き終わると、またその方は
お一人で10人分くらいの拍手をして下さり、
他にもお一人の方が
声をかけてくださったりして、
私の演奏の良かったところを言葉にしてくださいました。
「ありがとうございます。」と、
一言、二言返すので精一杯でしたが
涙でそうに嬉しくなりました。
お仕事帰りのお二人の方に感謝。
その後、拍手をして下さった方と
その場で2~3分くらい
少しピアノのお話などをして
こころが温かくなって帰りました。
ひとり大好き、でも秒でつながれる音楽
私は、基本ひとり時間が好きで
テレビの前でお菓子を食べながら一生を終えても多分後悔しない。
そんな性格なのですが・・
子供の頃から弾いていたピアノのおかげで、
これまでの人生、
こんな『ひとり大好き人間』な私も
人とつながる喜びに触れることができました。
音楽は
お互いの個人情報を明かすことなく（笑）
いきなり、こころのど真ん中でつながれる。
特にストリートピアノは
チケットを購入していくコンサートとは違って
肩書きなどの外側ではなく、
こころ＝内側で秒でつながれます。
すれ違いざまの会話苦手、でも秒でつながれる音楽
私は、カフェなどでじっくり椅子に座ってする会話は好きなのですが、
街中で偶然知り合いに会った時に
すれ違いざまに
ちょこっと、ササっとする会話
（元気？みたいな1分くらいでおさめる会話のことです)が苦手で、
すぐにパッと言葉が出てこないのですが
今回のストリートピアノでの
『拍手リレー』のような形であれば
私のような、すぐに言葉が出てこないような人でも
1秒でつながる喜びを感じられる
『秒でつながれるツール』としての
音楽と拍手のすごさを感じました。
拍手はこころを開く
この記事は、自己紹介記事の後の、最初の記事になります。
実は、最初の記事は
私のうつからのプチ家出の体験を書こうとしていました。
でも、辛かった時期のこと、
自分にとっては繊細な体験だけに
書いては削除、書いては削除を繰り返して
自己紹介の記事から
3ヶ月も経ってしまい
表現することができずにいました。
でも、今回
ストリートピアノで拍手をしてくださった
お二人の方のおかげで
明るい「よーいドン！」をいただいた気がします。
それによって、この最初の記事を書くことができました。
パチパチ〜（自分で自分に拍手〜〜！！）
やはり、表現できない時は
表現できないなりの理由があります。
表現したこと、することによる何らかの痛みなど、
理由は、人の数だけあると思います。
自分に無理をさせないで
癒せるものは癒しに取り組みつつ
誰かの温かさに触れたり
自分で自分に拍手をしながら、
今回の記事のように
今の自分にできること、
できるだけ自然体で表現できること
心にやさしいことから
ゆっくり、少しずつ
進んでいきたいと思いました。
拍手をしてくださったお二人のおかげで
こころを開いてこの記事を書くことができました。
一人で煮詰まったら、いや煮詰まる前に・・
誰かに拍手したり、拍手されながら
音でつながれるストリートピアノに足を運びたいと思いました。
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