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低価格サロンと一般サロンの境界線

今日は低価格サロンと一般サロンの境界線が曖昧になってきたというお話をしていきたいと思います。
低価格サロンで店長として働いていて、スタッフがクレームを出したとしても自分の知識、経験になるのがとても楽しいんです。個人美容室もやっているので、いろんな考察ができるチャンスになります。

ここ最近おもしろいなぁと思ったことがあるんですけど。
それは、クレームの内容からお客さんの求めているものが一昔前と変わってきているなってことなんです。
最近のクレームの内容をざっくりと言うと「周りのスタッフと比較する」が多いんです。
接客に対しての具体的なクレーム内容ではなく、雰囲気や信頼しやすさといったところでの不安を感じて同一料金の不満が出ています。

コロナ前ですと、低価格サロンではカット技術や待ち時間などへのクレームが多かったんです。
それが、スタッフの人間味、温度などに不満を感じるようにここ最近変化したのは大変おもしろいことだと思います。

低価格サロン、1000円カットでは、安く髪さえ短く切れれば良いという考えが中心だったのですが、中価格サロンから流れてきたお客さんやコロナによって売り上げが下がり、どう集客していくべきなのか取り組んだ「ニーズの応え方」の結果、カウンセリング時の安心感や期待感も満足度に入ってきました。
ニーズの応え方の取り組みによってスタッフの技術以外での差が生まれ、それが物差しとなり他スタッフと比較されクレームが起きやすくなっている現状です。

こんなにも早くお客さんの求めているものが変化するとは予想外で、低価格サロンのスタッフでヘアースタイルは言われたとおりに短く切ればいいという考えの人はなかなか苦戦する時代だと思います。
そういったスタッフはマニュアルは完璧なんです。
ただ落ち度が無いようにマニュアル通りに行動しているだけなので言っているだけ、やっているだけとお客さんも感じているのが現実です。
マニュアル通りにただ接客をするのではなく、人間味や温度といったものがこれからはとても大切になっていくでしょう。
人間味や温度といったものを簡単にですね、ウェットとドライで分させてもらうと。
コロナ前ではドライな接客でもウェットな接客でも良かったんです。
お客さんの求めているものが髪を短くすることだけだったので。
しかし、コロナ後ではドライな接客では雰囲気が良くない、頼みづらいなど他のスタッフは良い接客をしてくれるのにといったクレームが起こりやすくなってきています。

同じ料金を支払うならヘアースタイルの仕上がりはもちろんだけど、カウンセリング時や切られている時の雰囲気も料金に含まれているんですね。

これ、もう一般サロンと求められているものがあまり変わらないですよね。

低価格サロンは切ってなんぼなので、回転率を上げるために理美容業務を簡素化し効率良く営業していました。
しかしコロナによってお客さんが来なくなってしまい一大事。
そこで、集客のためにニーズに目をつけて取り組んでみたところ、できるスタッフとできないスタッフの差が歴然です。
ニーズの取り組みによって得られた顧客から、スタッフ間のレベルの差でクレームが起きているのが低価格サロンの現状です。

クレーム内容からお客さんが一般サロンと同じものを求めようとしているということは、低価格サロンでもニーズに応えられてきているということです。
このお客さんの流れはもっと加速すると見ていいでしょう。
今年は物価も上がり、税金も上がります。
節約と考えたら、髪を切る料金を見直すのはわかりきっています。
髪を切る頻度を減らしたり、低価格サロンに行ってみたりです。

低価格サロンがニーズに応えられるようになってしまい、お客さんが一般サロンに求めているものとの線引きが曖昧になってしまっている今、自店の強みが本当に大事になっています。
多くの一般サロンの何でもやりますのメニュー。
SNSの宣伝はどれも似たり寄ったりのヘアースタイルの写真。
そんなところに、低価格サロンまでも混じって来られては到底生き残れません。

自店の強み、価値を見直してみてください。
そして他との線引きをしっかり明確にすることがこれからの時代とても大切です。

お客さんが求めているものが低価格サロンでも提供できるようなり、一般サロンと低価格サロンの利用理由の線引きが曖昧になってきている現場から美容師のカワシがお伝えしました。ではまた

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コロナ渦の中、現場目線で比較していたからこそ気づけた内容です。
お客さんを顧客としてではなく、別の見方で見てみると…
確かな違いがそこにありました。 
時代に左右されない戦い方です。

あなたの理美容室は大手と真っ向勝負する体力はありますか?
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