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9割の人が抵抗を感じるリーダーへの近道

今日はリーダーになるためにはというざっくりとしたテーマでお話していきたいと思います。
自分が店長に就任してから10年ぐらいは経つと思うのですが、店長になれたのは運が良かったなと今でも思います。
そのころは会社も勢いに乗っていて店舗を増やしていたので若さとタイミングでなれたことは否めません。
そんなお前が何を偉そうに喋っているんだと思うかもしれませんが、並いる店長たちの中で自分を頼ってくれる次世代のリーダー候補のスタッフのためにここにまとめさせてください。

最近、本当によく思うのですが役職が満席だということです。
満席、あるいは事足りていると言ったところでしょうか。
なので、下を育てる意味が今の所見当たらないんです。残念ながら…
それでも、「店長を目指したいんです!」って目標を掲げてくれるスタッフはいます。

そんなスタッフに聞きたいのは

「あなたは現店長たちと比べて何ができるのか?」

「店長になるために何を取り組んでいるのか?」

です。

大体のスタッフはここで止まります。
答えられる人は勝手に候補に上がっちゃうからですね。
先ほども言いましたが、人数が足りているところにわざわざこちらが時間を割いて育てる必要はないんですよね。
能力は後からどうとでもなるのでここでの分かれ道は自発的か受動的かなのですが大半の人は受動的でしょう。
相談をしに来てくれたスタッフにまず聞くことは、

「店長への道は今、あなたの目の前にあると思うのか?」

です。
現状、事足りているし新しい店長を育てる理由もないことも説明します。
待っていても声はかからないから自分から道を作るしかないので、自発的行動を起こしていかないとならないことを話します。
ここで何をすればいいのか?何を学べばいいのか自分で考えてからがスタートラインなのです。

で、簡単にざっくりとなにをすべきか結論を言うと

「上司の真似をする」

が一番手っ取り早く上へ上がれるチャンスをもらえるでしょうね。
なぜ上司の真似をしなければならないのかというと、みんな上の立場の人は自分がもう1人いればいいのになと常日頃思っているからです。
日々の業務もスタッフに任せるより自分でやってしまった方が早いものが多いです。
なので周りに頼まずにしれっと業務をこなしているのが現状です。
こういった業務を店長の仕事だろうで終わらせず、店長の仕事なら代わりにできないか聞いたりと業務を任せられるようになるといいでしょうね。
そうやって、相手の仕事を真似をすることで色々な疑問が生まれてくるでしょう。
技術でも同じです。なぜ、この切り方をしているのか?こっちの切り方ではダメなのか?など
疑問を持って質問してください。意欲があるように見せるのにうってつけです。
相手の理論も知ることができるので一石二鳥なのです。

どんな些細なことも店長になるためのチャンスだと思わないと道は切り拓けません。

営業に対しても今のやり方でいいのか?もっと効率の良いものはないかなど考え、自分から問題を作り店長やその上の人、うちだとマネージャーに相談するといいでしょうね。
マネージャーと直接話せる機会はなんとしても作った方が良いです。
絶好のアピールチャンスなので店舗視察の時や会社でのレクリエーションなどに相談してみてください。
例えば、店長を目指しているが、今の店長たちに足らないものは何か?を聞くのは良い質問かもしれませんね。
その足らないピースにあなたがなればいいだけの簡単なお話になるので。
そのためには何をしたらいいのか考え、上司に相談してみるんです。
ここで間違ってはいけないのは、何も考えずに何をしたらいいのか聞くのはやめてくださいね。
指示待ち人間は上には必要ないのでこれをやってしまうと評価はガクッと下がってしまうでしょう。

自分で考えることがとても大事ってことです。

そして信頼を得て、上司から頼られる存在になることが重要です。

道を自分で作るというのは一筋縄でいきません。正直、しんどいと思います。
しかし、待っているだけでは声はかけてもらえないのが事実です。
いつチャンスが来てもいいように上司の真似をして相手がしてほしいことを汲み取る。
そして頼られる存在になってください。
出向など他店舗に行く機会がある人はそこの店長に相談してみるのもいいでしょう。
相談はアピールになるので応援してもらえればとても心強いです。
「外堀を埋める」というように周りの店長も味方にしていくとより店長への道は拓けていくでしょう。
みんながあなたを信頼できる環境づくりこそがリーダーになるための近道です。
技術、接客などの能力も大切ですが、これは基準さえ越えていればいいことで、基準以上ってそんなに違いがわからないですね。ウイッグをうまく切れればカットはすごくうまいかというと現実はそんな甘くなく、現場では対応力の方がカットのうまさに繋がっています。
お客さんの悩みを解決することが上手い技術者の条件です。
なので、他の候補を出し抜くにも上司の真似をして頼られる存在になってください。
真似ることは決して恥ではありませんよ!
応援しています。

理美容界の生存戦略 カワシでした。ではまた



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