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半導体不足が終わる? シリコンサイクルを解説

記事の要約

半導体は世界景気の温度計

半導体の市場規模は2021年に5558億ドル(約70兆円)、20年前の4倍になった。高成長ではあるが、常に右肩上がりではなく、3~4年に1回は大きな減速やマイナス成長がある。
半導体の売上は世界のGDPより1年ほど先行して変動する。このことから、世界景気の「温度計」と呼ばれる。

需給の差が生じる理由

半導体製造には3~4カ月かかり、出荷量の調整は難しい。
工程の間に入る中間企業も多い。各工程で余裕を持って注文するため、過剰供給になりやすい。
また、製品1台あたりに搭載する半導体数自体も増えてきている。

現状と今後の見通し

半導体市況は悪くなっているが、需給バランスは一律ではなく、製品によってまだら模様に異なる。
PCやスマホ用のメモリーの供給は過剰な一方でパワー半導体は逼迫している。
半導体の不況期に日本企業は統廃合を進めたが、台湾と韓国は果敢に投資しシェアを拡げた。

記事の感想

半導体業界は成長の勢いがだけでなく、波が大きい分野であることが分かるともに、その仕組みがよくわかるビジュアルデータだった。
台湾の事例を見ると、業界の好不況に影響されず継続的な投資を続けることが近道なのかもしれないと思った。

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