見出し画像

【つぶやき】何でもかんでも世界の真似をするのはどうかと思うぜという話



日本の性教育は確かに諸外国から比べると、かなり遅れているし、問題点も多い。改善すべき点もたくさんだ。

欧米を参考にするのも、もちろん大切なことなんだろう。


しかしながら、日本に住む大人の性に対する意識やタブー感が変わっていないのにも関わらず、いきなりに諸外国の真似をして包括的性教育などというものを推し進めていくことに対しては、危うさすら感じている。


いくら知った風で子どもに伝えたとて、大人の意識が性に対してタブー感ゴリゴリでは、きっと子どもたちには見透かされ、きちんと受け取ってもらえないだろう。


だから、大人の学び直しが必須だと言っている。


私が親から伝える性教育を勧めているのは、我が子を誰よりも大切に思い、我が子の幸せを誰よりも願っているのが親だからである。


性教育をする上で最も大切で、最も子どもに伝わるのは、伝える側の気持ち
親ならば、性の話をするときに自然と我が子の幸せを思って話すだろう。
カリキュラムで定められたタイミングや言い回しでなくていい。

「あなたのことが大切だよ。自分のことを大事にしてほしいよ。あなたの成長が嬉しいんだよ。だから、心や体、好きな人との接し方を伝えるんだよ。一緒に考えたいと思っているんだよ。」
そんな親の気持ちが伝わればいいし、子どもたちは理解できる力をもっている。

ただ、性の話を伝えるには少々コツもいるし、親のマインド設定も必要だ。

だから、その具体的な方法や心の持ちようを講座で伝えている。


カレーの作り方だって、最初は野菜の切り方や肉は何を使うかや、手順。まずは基本を教えてもらうでしょ。基本ができるようになれば、そのあとから始めてアレンジを効かし、それぞれの家庭のカレーができる。


おうち性教育だって同じ。基本を知る。基本でやってみる。
親も一人一人違えば、子どもだって一人一人違うんだから、親が伝えやすい言葉で、子どもが理解しやすいように、親子でじっくりと学び、理解を深めていけばいい。


なんでも世界の真似をするのをやめようぜ。

そもそも、性に対して不理解がある大人が諸外国の真似をしたって伝わってほしいことは伝わらない。


焦る必要はないけれど、闇雲に不安になったり、わからないからって学校や先生に丸投げするんじゃなくて、親だって一緒に学べばいい。


子どもたちの心と体の成長は、親に学ぶチャンスを与えてくれているんだから。


日本には日本の性教育の伝え方があるし、私たちにはそれができる。


世界のことは参考にする、くらいの塩梅で。


日本の性の歴史も「淑女のための性教育」の中で伝えているよ。
日本って女性ってすごいってほんとーに思う性の話だよ。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?