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香水の魔力

私は香水が好きだ。

全く詳しくないし、そんなに数を持っているわけでもない。

しかし、今持っている香水がいきなり消えたらとてもとても落ち込む。

香水は家に引き篭っていても一日に一回はつける。


初めて香水を買ったのはたしか高校一年生のとき。

それまでボディスプレーは使ったことがあったけど、両親も持っていないし、香水というものは使ったことがなかった。


私が好きな曲に香水の名前が出てきたので、それを使ってみたくなった。


ネットでミニボトルを購入し、数日後に届いた。

わくわくしながらワンプッシュしてみると、私好みの香りではなくショックを受けた。


そこから、自分の理想な香りを必死に言語化し、検索してみる。


レビューを読み、私好きそう…というミニボトルをいくつか買ってみた。


私はバニラやココナッツなどの甘ったるい香りが苦手で、石鹸や紅茶などのさっぱりとした香りが好きだ。


段々とお気に入りの香水を見つけることができて、高校2年生の頃にこの香りとても好き!!というものができた。


それは大学4年頃までメイン香水として買い続けることになる。


癖のない万人受けするような石鹸の香りだったので何度も「めちゃくちゃいい香り、香水?シャンプー?柔軟剤?」「私も同じの欲しいです、真似していいですか?」などと友人や後輩に聞かれた。



私は強すぎる匂いに酔ったり頭が痛くなったりするので、なるべく控えめに香るようにつける。


今お気に入りの香水はオードトワレなので持ちが良くない。

大体4時間ほどするとほぼ香りは飛んでしまう。

しかし、必ずアトマイザーを持ち歩くわけでもないし、誰かに良い香りだと思われたいという気持ちもあまりない。

もちろん、臭いのは迷惑なので、無臭が最強だと思っている。

私にとって香水とは気分を落ち着かせるためのもので、よくレビューや紹介で目にする『モテ香水』『これつけておけばモテる!』などという文字にげんなりする。


最近は寝る前につけることが多くなった。

ルームフレグランスもなくなってしまい、お香も部屋では焚かなくなった。

部屋にある香るものはアロマキャンドルくらいだけど、火をつけないとほぼ香らない。


ベッドに入る前に自分や枕元につけると、ああ良い香りだな〜と少しだけ落ち着く。


見た目も可愛くて部屋に並べているだけでも目の保養になるし、香水は本当に良い。



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