エルフエージェンシー橋本稔子社長の真相に迫ってみた

こんにちは!しおみんです。

今世間を賑わしている日本大学。その広報を牛耳ってきたと噂されるエルフエージェンシー橋本稔子社長。

前回の「女性社長・橋本稔子をわかりやすく解説!噂の日本大学との関係も考察してみた!」に引き続き真相に迫ってみました。

某週刊誌のwebサイトには

巨額の日大マネーを握って大学を外から牛耳ってきた。広報業務を一手に受注し「スポーツ日大」などのブランディング、グッズ事業など展開。巨大な広告費も握っていたことから、各メディアに対しても絶大な影響力を持っていた。

と報じられていますが、実際のところどうであったか、関係者のインタビューをもとにその真相に迫ってみました。

※本記事のインタビュー内容は私が独自取材で得た情報です※


実績

参考:日本大学志願者数推移

※エルフエージェンシーHPより引用

まず、エルフエージェンシー社が日本大学の志願者増加のための広報活動に従事しだしたのは2009年からのようです。

早速、2010年度には志願者数を5,000人も増やし95,000人超に。

その直後、東日本大震災により2011年度、2012年度と受験者数は減り85,000人弱にまで減ってしまいますが、2013年度には復調し、2018年度まで順調に右肩上がりとなっています。

2018年度は115,000人超ですので、6年間で40%近くも増やした計算になります。急激な少子化が進む中、この成果には目を見張るものがあるといえます。

しかし、2019年度は大幅に落ち込んでしまいます。これは例のアメフトタックル問題の影響です。広告側の人間にとっては不可抗力でしかないでしょう。すごいのは、その翌年には115,000人近くと即座に過去最高近くまで戻していることですね。

タックル問題が無ければどれだけ増加させていたことでしょうか。

はっきり言ってこの数字がすべてを物語っていますね。橋本稔子氏とは一体どれだけの実力をお持ちなのでしょうか。次項からその手腕について調べていきます。

エルフエージェンシー橋本稔子社長の手腕とは


橋本稔子氏が何をやっているのか?

運が良いことに、私の知り合いのテレビ関係者(キー局勤務)から面白いお話しを聞けました。

テレビ、看板、新聞、ネットに広告を出稿することはもちろんなのですが、とりわけ全国のテレビ局、有力新聞に無料で日大を取材してもらい、番組に取り上げる、記事として掲載してもらう、いわゆるPR活動に力を入れてきたようです。

橋本氏のPR活動には目をみはるものがある。2021年の日本大学に対するPR用メディア取材はテレビだけで100本以上あるんじゃないかな。ラジオ、新聞も入れたら200本近くになっていると思う。2日に1回はどこかで日本大学のことを目にする状態。(テレビ関係者)

実際、テレビ朝日の「サンデーLIVE!」で日本大学の新型コロナウィルス感染症対策ワクチン職域接種に取り上げられたり、「こだわりナビ」で「高校生作文コンクール」が取材されたりしています。

日大の附属中学、付属高校の生徒が卓球、バレーなどのスポーツで優勝したり、名誉な賞を受賞などすれば、地元テレビ局のワイドショーや報道番組等でかなりの頻度で紹介されている。
テレビで紹介されるとその地域の志願者数も増加しているみたいだ。(テレビ関係者)

このメディア取材だけでも広告費に換算したら数億円分にのぼるだろう。(テレビ関係者)

年に200本も取材されるとは国内の学校では圧倒的かと思います。志願者数も増えるのは納得です。

でも、どうやってこんなに取材してもらえるのでしょうか?

先程のキー局勤務の方からさらに興味深いお話しが聞けました。

橋本氏は毎年夏場に全国のテレビ局、新聞社、ラジオ局の幹部やキーマンを集めて日大志願者数増加、オープンキャンパス参加者数増加のための『広告戦略会議』を行っている。日テレ、テレビ朝日、朝日新聞、日経新聞、毎日新聞、ニッポン放送といった大手から、北は北海道テレビ、南は琉球朝日放送まで100人以上、錚々たる顔ぶれが揃っている。(テレビ関係者)

そこでは、日本大学の広告戦略、方針、広報テーマの発表がなされ、各社それに合った放送枠を用意し提案するようです。メディア各社の目的はCM枠の提案をまとめるための説明を受ける、すなわち営業の一環で参加しているのですが、実はそれ以上の効果があるようです。

橋本氏のスピーチが非常に熱がこもっており、皆心を動かされる。『日本大学のために、どうかみなさん力を貸してください』と一広告代理店からの発表ではなく、日大の職員以上の思い入れを感じる。
会議は『チーム日大』『チームエルフ』として皆で志願者数増加のためによい案を出し合いましょう!と大盛りあがりで終わる。(テレビ関係者)

これが橋本氏の各メディアとの強力なパイプとなり、PR活動成功にもつながっているようです。


日大広報部の昔と今

そして、日大関係者、大手広告代理店の方からも話しが聞けました。

こういう状況なのでネットでいろいろ叩かれているけど、橋本氏が日大広報部を創った人と言っても過言ではないと思います。彼女が日大の仕事をはじめる前の広報部は全員素人同然でした。広告も新聞に出稿するぐらいしかやっていなかったと思います。それが、彼女が来てから一変した。テレビ、新聞の取材もそうだけど、東京ドーム、明治神宮、甲子園、横浜スタジアムなど全国の主要球場の看板広告を格安で抑えることができ、ようやく日大を全国にアピールできるようになった。(日大関係者)

日大の看板広告は凄い。球場は相当安い価格で仕入れているという噂だし、何より羽田空港のJAL、ANAの出口の看板。飛行機降りた人が全員目にするでしょ。あそこに広告出したい会社は列を成しているよ。なかなか取れるものではないよ。よほどの剛腕でないと無理。(大手広告代理店営業担当)

メディアへのPR活動だけでなく、看板広告もすごいようです。

確かに、羽田空港の看板は私も目にしたことありますが、絶対印象に残りますものね。


更には橋本氏は、日本大学のインナー広報(学内向けの広報)も手掛けています。

10年前から全16学部を毎年取材し、その紹介ビデオを「NUチャンネル」というかたちで各学部の食堂やロビーで放映しています。

橋本氏は「日本大学の学生の愛校心をもっと高めたい。巨大な日本大学において、自分の学部のことだけでなく、他学部のこと、活躍を理解することで、愛校心が培われる」といって提案してきました。(日本大学広報関係者)

彼女の愛校心は他の広告代理店にはありません。彼女の広報、広告のおかげで志願者数が増加してきているんだから、客観的に考えてやっぱり感謝しかないですよ。実際、大学から彼女に感謝状も贈っていますし、複数年の専属代理店契約も結んでいますしね。(日大関係者)

大学側も彼女の功績、愛校心を評価し、感謝しているようですね。

これだけ受験者数の伸びを考えたら当然といえますよね。

ただ、今回の事件で新理事会は自分たちの思うようにしたいだろうから、彼女の功績なんかは無視して、契約打ち切りそうですね。彼女にしたらとばっちりでしかないでしょうが・・・。(日大関係者)

この話を聞くと、今後の契約に関してはわかりませんが、日大が彼女を手放すのは果たしてプラスになるかは疑問しか感じませんね…。


最後に

実は、テレビ関係者の方から興味深いお話が聞けました。

橋本さんって、ああ見えてすごく子供好きな面があって、毎年児童養護施設やこども食堂にお菓子をプレゼントしているんですよ。以前、子どもたちから貰った御礼のお手紙を嬉しそうに見せて貰いました(テレビ関係者)

慈善活動もされているとのこと。

報道では事件の影響からネガティブな印象を与えるものばかりですが、実際、関係者の話しを聞くと、私の印象は真逆なものになりました。


物事を一面だけで捉えることの怖さを改めて実感しました。

引き続き、新しい情報が得られましたらこのブログで紹介していくつもりです。


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