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訪問介護の話し③

大正生まれ。戦中はフイリッピンに。引き上げて来てから。
満鉄「旧 国鉄」今JRに 仕事を貰い。小さな家を用意してもらった。
以来 そこにずーーーと住んでいる。
連れ合いはボケてしまった。
お父さんの朝の仕事は神棚にお水とお酒とお米を捧げることだ。。
それしかない。
天照の大きな掛軸にヨロヨロとした。足取りで手を合わせる
「戦争はねーーそれしか無かったもの。真暗闇の中で唸り声が聞こえてね。
のぶこーー。、のぶこーー。、って。
そいつは農家の長男で戦争に行くからって急いで結婚したのよ。
朝明るくなると額に豆粒の様な弾痕があったわぁ」とオイラはとうとう
一人になってしまったなぁ。。。と。

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