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安全確認の大切さ!どこから人やクルマが来るかを再考し、見落としをなくせ!

右よし👉左よし👈後方よし👌と高らかに呼称確認して発進したが、右から来たクルマを見落とし補助ブレーキなんて笑い話を経験している😁
「右よし!」じゃなく「右ダメ!」でしょ?

大型自動車の検定でのお話!
この方は職業柄、何十年も指差し呼称確認👈👉をしていたのですが、慢性的にしていたこの動作が癖になっているだけで、実際はアクションだけで見ていなかったのです(一応この時だけだろうと弁護しておきます)。数秒で補助ブレーキ一発中止となりました…
しっかり見て安全を確信してからアクション(発進や進路変更など)を起こそう!と言う典型的事例です!
【運転上手いのに…事故が減らない訳だ🤔】

 安全確認の種類

まず確認の種類をおさらいしてみましょう📖
          ※目視とミラーを駆使する
✅発進時  右後方目視とその他周囲確認
✅進路変更時  変更しょうとする側方、後方を目視とミラーによる確認
✅踏切通過時  左右確認、窓開け
✅バック時  バック直前と最中、目視による後方確認
✅交差点通過時  左右と必要な広範囲
✅降車確認  降りる時目視し手安全を確かめ降りる
✅走行時の後続車の確認 走行中バックミラーを見ない
✅先頭車の左右確認(残存歩行者のため) 交差点確認に含む
✅左折巻き込み  4輪車左折時、目視、ミラーで左側方を見ない
✅振り出し確認 大型車両の右左折、発進時における車両後方の膨らみ方を見ない
✅危険な所に眼がいかない! クランクなどのポールや壁に接近した時その部分に全く眼がいかない

検定終了時、終わったと油断して降りるためのドア開けで走行終了で気が抜けたのか後ろから来る自転車やクルマを見落として一発中止も二回ありました…減点なしでゴールしても降車のワンミスで不合格なのです💦

こんなにあることをご存じでしたか?

検定では邪魔をするしないに関わらずやらなければペナルティーとなります。

教習所のコース設定と周囲の環境による難易度の違い!

これから進路変更時の確認、判断不良による他車妨害について解説しますが、ここには全国の教習所が抱える問題点🤫があります。経験と少し想像が入りますが聞いてください!
検定コースの設定はある程度全国での統一感を持たせるために課題が決まっています。例えば信号交差点を何回通過するとか、右左折を何回するとか…

何より難しいコース設定は多方面に敬遠されます。


教習生の立場では学科も技能も難しすぎる!なんて噂が広まるのは早いし、他校との難易度の違いはお上からクレームが来たりするでしょう。
狭い住宅地🏘️などの走行は、住民からよく苦情が来ますし、交通量の多い多車線道路などは進路変更を伴い、危険リスクが多くなるので難易度が格段に上がります。事前に教習所の決めるコース設定の選択肢としてはそれらが外されることは容易に想像ができます。
もしかすると教習経験無しで卒業する生徒さんが多いのではないだろうか?

義理の妹👧が首都圏の自動車学校卒ですが二車線の走り方をやらなかったと言う話を聞いていますので…
ですから、
進路変更を苦手として克服できないドライバーが依然多くいるのは頷けます。
住宅街を乱暴に走行する住民に忖度しないドライバーが依然として多いのは、幹線道路の走行で終わらせてしまう制度の問題点ではないだろうか?

これは教習で住宅地を抜けてから指導員と交代するやり方にも問題がある💢
そこを練習させるのが大切なのだ!教える要素がいっぱい詰まっている…
交替に数分ロス
例えばロスが5分としよう
それを10時限行ったら他の教習所より50分のロス!
つまり1時限練習時間が短いことになる!

【たった1時間が強烈な差になる可能性がある…】

安全面の配慮と言ってしまえばそれまで!
しかし
私達はプロの集団なのだから苦情の来ないような指導で住宅街の住民に寄り添った走りや、他車線道路での進路変更の練習を周りのドライバーの理解と協力の元に指導していかなければらならないのだ!

ここでお願い!

ドライバーの皆さん!教習生や初心者は全力で運転しています。わざとゆっくり走ったり、判断に手間取ったり、困らせているのではありません!
初心に戻り頑張っている初心ドライバーを温かく見守ってください😄

【進路変更時の不確認】

進路変更直後に事故るドライバーのその原因はと言うと、
周囲の状況をしっかりと捉えられていない(ミラーなどを有効に活用できていない)だから危険予測を早めにできないことが第一の原因です。
間に合わず見ないで咄嗟に行動する方が大勢いることも忘れずに!
何より絶対的練習不足!経験で他車との相対速度🚙や距離感、譲り合いを学ぶのです。ミラー使用に慣れるのです!

【教習所のコース環境と実際の道路環境を説明しての正しい解説が不可欠】
例えば
通常、試験の自動車の発進は路端(道路の左端)から駐停車の状態からスタートする!
当たり前のように周囲の環境に配慮して発進のタイミングを判断しますよね!

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しかし、コース面積などでどうしてもこのスタート地点は変?と言うスタート地点を設定する教習所がある。すると、通常発進からかけ離れたスタートができる環境となる。必要な確認をせずに動き出す生徒さんがいます。


通常、駐停車していた路端のクルマがスタートするのに後方周囲を見ないでのスタートをベテランドライバーの皆さんはするでしょうか?
横を通過するクルマが来るかもしれないのでそんなギャンブルのような発進はしないでしょ?🎰


例えば
私が経験した教習所コースがこの3つのスタート地点です!
いかがですか?
三者三様のスタート環境です。

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①は試験場によくあるパターン
発進確認しなくても少し前に進んで本線合流で不合格がありうる!

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②は片側2車線の外周路が設定できる広大な敷地を誇るパターン
発進確認を怠ると一瞬で後方からの車両の妨害をして一瞬で不合格!しかし、路上でも自然に発進できる実践向き

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③は狭い教習所パターン。やっとスタート地点を確保!
狭い一方通行から右折で出るのですが、交差点が1m手前にあるので左右確認でスタートしてしまう!これはダメ!あくまでスタートは発進の確認!少し前に出てから交差点左右確認でしょ?

この違いを解説できる指導員がどれくらいいるか疑問です。
我ながら3つタイプの違うスタート地点を経験した私の説得力あるお話でした👍

道路交通法では スタートの仕方は全国共通で答は1つなのです。左右じゃなくて周囲です!

どこの県だかは忘れましたが、大型二種免許の試験でスタートする毎に8カ所確認をするなんて情報を聞いたことがあります。昔私が大型二種免許を試験場で取得した時も6カ所確認してたなー😉
それぐらいスタートは大事なのです!私も同じ意見の持ち主で、検定や教習でしっかり発進確認する教習生は合格率が絶対良い!

始め良ければすべてよし…持論にて勘弁してください🤥

死角の存在

皆さんは自動車の死角(ミラーで見えない部分)の重要性をご存じか…🤨
ほとんどのドライバーは経験を積んでいくうちに危険な場面や見落としの場面を経験してミラーの有効性や死角の怖さを学ぶのである。言わずもがな理解し成長する。

しかし、
生徒さんはその怖さに気付かない!教習中にそんな場面に出会えて勉強になる場面にほとんど出会えないのが現状!だから実感がなく危険と思わず卒業してしまうのです。そんな場面に出会うとほとんどが同じミスをさすがにしなくなっていきますが、車両構造上の右左折の巻き込み見落としはいつの時代も経験が少ないので変わらず発生してしまいます。

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自作の教材です😅ちなみに、黄色い部分は視力が続く限り何百メートルも後ろが見えます!ご存じですよね!教習生は真下を見るものと勘違いしている方が、卒業間近でもたくさんいらっしゃいます😫

ミラーが確認の主力で目視はあくまでもミラーの死角を見る補助的もの!じっくり見るのも🙅‍♂️

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ピラー(車の柱部分)の死角事例

再確認のつもりで見て下さい!
あなたは自動車における死角の説明ができますか?

モニター、センサーの進化

この進化は目覚ましいものがある…
モニターの画像解析度も格段に向上し、アラウンドビューなと各メーカー工夫を凝らした機能を売り物にしている。

私はかねてから教習生に直接肉眼👀で見るのが距離感覚は一番正確と言い続けてきた
しかし、
モニターがキレイに見えて、障害物との距離を計るセンサーの能力も向上し、さらには自動で車庫入れまでするコントロール制御が可能になった現代では…
直接目視も一番よく見えると言っても説得力がなくなりつつある😓


こんな優れものがあったら…
障害物探知能力が更に上がれば車庫入れや完全なるバックまでの自動運転も近い未来に実現することが予想できる。
ますます教習所の仕事が少なくなっていくのでしょう😅

使える先進装備はしっかり利用しましょう👽




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