マガジンのカバー画像

万津人 YOROZU ZINE

8
街は人の声に満ちている。 この街で生まれた人。この街を旅立った人。 ある時この街にやって来て暮らしはじめた人。 この街と共に生きる人。通り過ぎる人。 佐世保市の玄関口、万津6…
運営しているクリエイター

#すり身

万津人0003:宮崎美穂/川津麻美子

うちはもうこれだけ、生のすり身か天ぷら。 宮崎美穂さん(以下:宮 / 写真左) 〈三喜屋(喜は旧字の㐂)〉は元々父の店で、今も父がしてて、私たち姉妹は手伝いでやってるんですけど。昭和50年くらいからですね。朝市から買いに来られる業者さんもいらっしゃいます。うちは生のすり身、生の魚にこだわってて、ですね。基本はエソを中心にして、あとはもう、その時期に捕れた魚を混ぜて作ってます。これが商品ですね。で、それを丸天にして、ちょっと甘くして揚げたのが、この「天ぷら」になります。 川