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VTuberやる時間ない!人への「持続可能な活動」提案


※この記事はどなたも大歓迎ですが、特にVTuber活動で消耗している方、または、VTuberを始めたいけどハードル高そうで手が出ないと思っている方に向けて書いております。

0.自己紹介

みなさんこんにちは。

2017年から2年近くバーチャル活動をしているリプメイド、の中の人です。
バーチャル活動といっても、動画投稿を始めたのは半年前くらいからで、twitterをメインに活動しています。

リプメイドさんは、リプライで大喜利をしたり、自撮り画像(コミPoというソフトで作っています)を投稿したり、フォロワーさんに絡んだりと気ままに活動をしています。

製作時間は画像で10分くらい、ツイートはせいぜい数秒。
私がリプメイドとして活動してる時間って、ほとんどの日は30分あるかないかくらいなんですよ。

ですが半年前、動画投稿を初めてその面白さにはまりました。
動画投稿、本当に楽しいです。
動画の視聴者数やコメントがを増えるとそれだけでうれしくなります。

…ですが、動画は一本作るのに半日かかります。
…ガチで作ると数日かかります。

仕事で疲れて帰ってきて、そこから動画作成にのめりこんで徹夜して体壊したことがありました。
休日を丸々動画につぶしたことも何度かありました。

ほんとたいへんですよね、動画編集って。この界隈で引退していく人が多い理由のひとつはこの点にあるのではと思っています。


というわけで、できるだけ負担の少ない動画/配信活動をしたい。
でもクオリティは落としたくないので、どうすれば効率的にバーチャルな活動ができるのかと考えたのがこの記事を書くきっかけとなりました。

1.誰でもVTuberになれる時代

2017年~2018年前半のバーチャル黎明期、オリジナルアバターで動画配信をすることは、技術的な点で普通の人にはハードルが高く、それだけで大きな価値を持っていました。

ところが、ねこます氏やのらねこP氏などのエヴァンジェリストたちによるノウハウの共有や、VTuberブームに乗った企業の技術開発の結果、続々とバーチャル活動向けのアバター作成・動画配信ツールが開発され、驚くべきことに2018年後半には「誰でもVTuberになれる」時代が到来したと言われるようになりました。 

ただ、本当にそうなのでしょうか?

先日、バーチャル活動する上でのハードルとは何か?というテーマで、母集団は200名強と少なめですがtwitterアンケートを取りました。

その結果、「お金」「技術」を抑えて1位となったのが「時間」でした
私にはこの結果は納得でした。冒頭お話しした通り、特に動画制作は多くの時間を使いますからね。
学業や仕事で忙しい人でも、隙間時間で満足のいくバーチャルな活動ができる。
これが実現してこそ「誰でもVTuberになれる時代」だと思います。

加えて意外だったのは、「お金」「技術」にそれぞれ30%ずつと、かなりの人が投票していたことでした。
ネット上にこれだけ無料のツールがたくさんあり、また技術解説のページもたくさんある。さらにはスマホ一台で無料で完結する環境も充実しているにもかかわらず、です。

これはおそらく、「単にアバターを動かして雑談する以上の、高度なコンテンツを作りたいと考えている人が多いものの、使用する無料ツールや情報へのアクセスが難しいためではないか?」と考えています。

VTuberを始めるとわかるのですが、スマホ一台で配信するならともかく、ゲーム実況やコラボを動画配信しようとなると、機器やソフトの連携など、作りたいコンテンツに合わせて試行錯誤が必要です。

そして、こうした調整を無料ツールで行うには、やはり調べるための時間が必要なのですね。
というわけで、若干強引ですがやはり時間がメインの問題なのかなと私は考えています。

もし読者の方の中に、VTuberになりたいけれど「お金」「技術」に不安があるという方がいらっしゃれば、下記の記事がまとめとして秀逸なのでこれを参考にしてください。私も同じ道を通ってきましたが、いろいろやりくりすれば低コストの手段はいくらでもあるといった印象です。

なお、私がこれまでVTuber活動にかけた金額は、HTCvive購入費を除けば約3万円強といったところです。(なおviveのようなVR機器は配信に必須ではありません)

2.「持続可能な活動」提案

さて、それを踏まえたうえで、いかに効率的にバーチャル活動を行うかについて提案をしたいと思います。

(1)生配信の動画を切り取り編集して動画コンテンツにする。

生放送はとかく冗長になりがちですが、複数のコンテンツの集まりと考えれば、複数の動画を一気に作るチャンスであるともいえます。

たとえばマシュマロ返答やテーマ雑談、ミニゲームなど、場面場面を切り取れば1時間の配信から何本もの動画の種が生まれます。

配信内容の計画を事前に建て、メリハリのある配信を行うことが重要ですね。

(2)忙しくても最低twitterでフォロワーさんやほかのVTuberと絡むようにする

twitterはファンサービスだけでなく交流の場でもあります。
できれば、毎日Twitterだけは更新して生存報告しましょう

最低限、twitterを更新続けていれば、動画投稿しなくてもVTuberは死にません。少なくとも、ファンの方が覚えていてくださいますから。

また、twitterに画像や動画を投稿し、twitterのアカウントだけ見ても、その人の活動内容がなんとなくつかめるようにすることが非常に重要だと思っています。

画像や動画については、この後の項目でご紹介しますね。

(3)3Dモデルを手に入れ、活動の幅を増やす。

現在Live2Dを自動生成するソフトはありませんが、Vroid、Vカツなどのサービスを使って、個人利用可能なカスタマイズ3Dモデルを手に入れることは簡単になりました。

特にイラストが描けない人にとって3Dモデルの方がlive2Dモデルよりも入手しやすいということは知っておいて損はないでしょう。

また、今までLive2Dモデルだけ使っていたという方も、別の肉体として3Dモデルを作成されることをおすすめします

3Dモデルがあれば、たとえばバーチャルキャスト、VRChatなどでのコラボ配信や交流を簡単に行うことができるので、バーチャル活動を配信のみならず生活の一部として楽しむことができますからね。

(4)3Dモデルからイラストを作り投稿する。

3Dモデルの使いみちは、配信や交流だけではありません。
たとえば、VRoidやVカツ、バーチャルキャストには、単色背景でモデルにポージングをさせる機能があります。

モデルにポーズをとらせてスクリーンショットで画像化し、単色部分を透過処理(クロマキー処理)した上でほかの写真など画像素材と組み合わせれば、この記事のトップにあるようなオリジナルなイラストを短時間で作成可能です。
(画像の合成はGIMPなどの無料ツールで可能です)

これをtwitterなどに投稿すれば、動画投稿できない日にもフォロワーの方に挨拶ができますね。

(5)数十秒程度の小ネタ動画をtwitterに頻繁に投稿する。

ストリーミング配信でお世話になる偉大なフリーソフト「OBS」。
しかしその録画昨日を使ったことがない人も多いのではないでしょうか?

OBSの設定を変えることで、mp4形式での録画が可能なのですが、こうして作った動画は、なんとそのままtwitterに上げることができます

おはようのあいさつなど、ちょっと動いてしゃべるだけでもファンサービスになるのではないでしょうか。

(6)ギルド(団体)に所属する

私はVnosというバーチャルギルドに所属しており、バーチャル上またはリアルでも時々メンバーとの交流を行っているのですが、バーチャル活動をきっかけに多様なバーチャル経験や強い意欲、素晴らしいアイデアをお持ちの方と出会えて、イベントに参加するたびにいつもモチベーションが上がっています。

私はほかの組織について詳しく知りませんが、やはり人の集まるところに企業案件やコラボの話も自然と集まってくる傾向にあると感じますので、個人でやっている方も、どこかのギルドに所属してみるのは一案かと思います。

3.多様な方にVTuberになってほしい

ここまで長々と語ってきましたが、趣味や仕事など内容にかかわらず、専門性の高い方、卓越した技能を持ち活躍されているVTuberさんは、話が面白いしデザインや構成がスマートで見やすい配信をされているというのが印象です。

中にはVTuberとしてのキャラクターを本職でのブランドとして活用されている方もいらっしゃいます。バーチャルを通じたリアル社会やビジネスの活性化はこれからどんどん開拓される分野ではないでしょうか。

バーチャル・ソサイエティの一員としては、そういった多様なバックグラウンドをお持ちの方もどんどん入ってこれるように、また今活動されている方も軽い負担で活動が行えるように、「気軽なVTuberの始め方・続け方」をこれからも探求していきたいです。

これから年末で、長期休みなど時間ができる方も多いでしょう。

来年からのVTuberデビュー、目指してみませんか?

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