羽物語

無邪気な残酷で　きみがぼくに笑いかけた時
ぼくの色彩は枯れてしまった きみ以外の

恋という名の 細い蜘蛛の糸が
しがみつくぼくを奈落の底へ突き落として笑うよ

つばさを広げて きみは気ままな風に乗る
ブルーに浮かんだ綿毛のように軽やかに

舞い落ちる ひとひらの羽が
ぼくが捕まえられる きみの全て

きみが降りてきて　その無垢なつばさをもぎ取って
ぼくと暮らすと言った　白い足を泥だらけにして

恋という名の チープな（ディープな）ポーションが
甘美な夢から覚めたぼくの空っぽを笑うよ

つばさを広げて きみは自由に振る舞える
地上のことなど見えないほど高く遠く

太陽が落とす影だけが
ぼくが抱きしめられる きみの全て

醜く尖った黒い羽を広げて
暗月の夜に　ぼくは落ちてゆくよ
光さえ届かない　闇の中へ帰ろう

【楽曲データ】
タイトル：羽物語
作詞・曲：レプリシン
2020年5月30日配信シングル曲

【羽物語】
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羽物語 by レプリ・シン

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