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Kぽ的な和声(コード進行)_2小節目のIII使い

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個人的にK-POP的に思う和声の仮想例。
|E|G#|C#m|Am|
|I|III|VIm|IVm|
とくに2小節目のIIIがポイントで、YGエンタのバラードでよく使われている。他にもよく聞かれ、直近の2015年ではThe Arkのデビュー曲などで使用されていたはず。
胸をぎゅっとつかまれるような切なさや辛さを表現できるため多用されている(いた)と考えられるが、管見ではJ-POPではあまり頻繁には使われないように思われる。記憶にあるのは憂歌団の「いやんなった」、ゴダイゴの「銀河鉄道999」あたり。憂歌団のような進行をベーシックなものと考えると、K-POPのIIIには、韓国社会のブルース的感性が表現されているといえるのかもしれない。ハン・恨の思想も想起される。
ただ2012~3年あたりには歌謡番組で必ず1曲は使っているくらいに頻繁に用いられたこの2小節目のIIIだが、最近はめっきり少なくなっている。背景には韓国社会、とくにソウルにおけるこざっぱりした洗練への志向性があると思われる。

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