神様になった日 #04 真面目レビュー
4話が放送されました。
1クールアニメでは1/3が終わったところ。
偶然にも麻雀をしていて、見逃していしまいましたが配信サイトで2,3回見直しました。
麻雀の描写でやや炎上しているようなことを見ましたが、正直わからんでもないと思うと同時に、結構大事な内容が描かれていたのでそれを考察して以降かなと思います。
以下、ネタバレ有です。未視聴の方はお気をつけてください。
4話の重大要素
麻雀がピックアップされてしまいがちですが、
この話数で重大な内容はアバンで語られています。
前回触れていなかった「鈴木」という白髪の少年が、コウロギ博士を調査するという任務。
どうやら、これがこの作品の肝になりそうな気がします。
CEOとコウロギ博士と縁があるアサマ博士との会談からはじまります。
・・・要約すると、コウロギ博士が愛に関する研究をしていたということ。
「愛による人の幸福度を数値化する」
それは一見破天荒な研究内容にみえるが、その研究の動機には本人の意思ではなく、「家族」の存在があること。
なぜ、CEOが言い淀んだかというと、これは私の想像ですが、数値化する意味がないから…だと思っています。
単純に個人の価値観に依存しすぎるのでやるだけ無駄なのか・・・と。
コウロギの家族に「ひな」となんらかの関係性がありそうですね。
(じゃないと鈴木少年が陽太たちと絡めないような気がする…)
リベリタス = 自由の女神
自由の女神像…といえばアメリカを想像しますが、女神の名前はリベリタスらしいです。知りませんでした。
その名の通り、自由な麻雀(もはや無法地帯)を展開していきます。
これが視聴者から賛否両論を得ています。
麻雀を一ミリも知らない人が見たら、陽太がどれぐらいバカなことをしているかわからないのでもったいないなと感じました。
ざっくり解説すると、麻雀は34種類の牌(ハイ)が各4枚ずつ、計136枚使われています。その中から特定の組み合わせ(=役)を作り上がるというのが基本的なルールです。組み合わせが難しいほど役が上がり、その分点数も加算されます。
陽太がやっていることは、役がないのに上がり続けているチート行為です。
サッカーでボールを手で抱えてゴールに突っ込むぐらい、ヤバイです。
(しかもそれが点数として認められてしまっています)
当たり前ですが、麻雀独自のゲーム性が失われています。
イザナミさんのリアクションがそれを物語っているのです。
ちなみに
東西南北で、イザナミさんが「ただの四字熟語のツッコミ」は個人的に好きです。麻雀では東南西北(トンナンシャーペー)と並べます。
ここらへんも素人あるある感があってよかったですが、わからん人には陽太が正しいと思ってしまうかもしれません。
麻雀を知りたい人がいましたら、ルールを調べたり、ネット麻雀(天鵬、雀魂)をプレイすることをお勧めします。普通にゲームとして完成されていて楽しいです。
最後に
陽太と天願のセリフを訳してみたいと思います。
無限リーチ近くで見たい
→横向きに長く伸びた牌を男性器に見立てているのでしょうか。
または、陽太が精力絶倫であることを指しているのかと。
高度な暗喩表現です。
河底(ハイテイ)がある
→最後に捨てた牌(ツモる場合は海底)を表します。
無限リーチは無限につなげられるが、先ほど言ったように牌には枚数制限があるので、いつか終わりが来るということです。
フリテンを犯していたんです
→ちょっとしたペナルティだと思ってもらえればわかりやすいです。
麻雀は一度捨てた牌で上がることはできません。
上がるための牌を捨ててしまった時のテンパイ(あと一枚そろえれば上がれる状態)がそれにあたります。
他のプレイヤーから上がることはできませんが、自分がツモった場合は上がれます。
要約すると、
「天願さんの気持ちはうれしいですが、僕には本命の人がいます」
というニュアンスですね。シンプルに断った。と捉えてもらって構いません。これはフリテンの意味が分からなくてもなんとなく伝わりそうです。
今回は比較的まともな考察(?)ができたと思います。
やはりこの作品は「家族」がテーマになっていくのではないかと考えています。名前のネタを散々繰り返していますが、これには必ず意味があります。
私が考えるに、それは…
名前は家族(親)からのプレゼント。
ではないかと。
逆に言うと、名前を与えてくれた人がその人にとっての親にあたるのかもしれません。いわゆるゴッドファーザー的な思考なのかも。
その名前の意味は…というのが本作の「家族」の鍵になるのかと思っています。
あと13日で世界が終わってしまいます。
どうなる!次回!
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