2021年 やってたこと
大学での活動
dCEP-和楽庵サイバーハウス化プロジェクト
昨年のdCEPプロジェクトを引き続き、木材へのレーザー加工による材料特性の変化について研究しています。木材に対するレーザー加工により、焼き杉的材料強化の可能性が見えそうです。昨年の成果は9月に行われた日本建築学会へ論文発表しました。
[wood/laser/research]
生きる場プロジェクト
ワークプレイスの仲教授によるワーケーションプロジェクト、琵琶湖の空き家をリノベーションし、ワーケーションができる設備を作りました。また、琵琶湖のワーケーション設備の施工作業及び、ワーカーのセンシングシステムの構築も行いました。琵琶湖での活動は自分の創造性を刺激し、「働く」という意味を再確認できる貴重な機会でした。[workcation/biwako/sensing sysytem/BLE]
Fab Village
Perspective(松山さん、堤さんら)と阪大エスノグラフィーラボ(森田先生)と共にマテリアルフローを学びながら、デジタルなものづくりの基礎になるFab Practiceに参加しました。京北中心のフィールドワークはローカルな価値を再認識する機会でした。[keihoku/fab practice/material flow/ethnography]
Open Circular Project
世界中から様々な3Dプリンタのフィラメントを集めて、印刷し、太陽暴露試験などの材料特性を測る設備を実装しました。D-labの津田先生、井上さん、ゲルグさんらのプロジェクトで、ハウスの設置や温湿度などの情報のセンシングシステムを構築しました。どのような結果が出るかはわかりませんが、実験的な要素に加えて「カッコよさ」もコンセプトにあり、伝統文化やテクノロジーの側面からそれを表現しようとしている点が非常に面白いプロジェクトでした。[3d printer/filament/warakuan/research]
School of Fashion Futures
D-Labの水野大二郎先生、津田先生のワークショップで
サスティナブルファッションの為のスコビーレザーやHoudiniを使ったアルゴリズミックデザイン、型紙から衣服へのファッションデザインの未来を制作を通じて学び、FabCafeでの展示まで取り組みました。
自分は学生チームとして参加し、最終的にはスコビーレザーとアルゴリズミックデザインをかけ合わせたテディベアを完成させました。
とても刺激的な1週間でした。このプロジェクトに参加し、自分なりのアイデアを自信をもって提案できたことはとても大きな喜びでした。[fashion/algorithmic design/bio material]
WORKVISION 2030
コクヨ株式会社の山下正太郎先生のゼミプロジェクトでシナリオ・プランニングを用いた2030年の働き方の未来洞察をしました。初めての未来洞察への挑戦でしたが、未来の兆しを捉えたり、来たる社会に備える力を身につけることができました。様々な概念や社会のあり方が最終成果になるプロジェクトは新鮮でしたが、未来の示し方やそれを踏まえた今の社会の捉え方を学び、今の自分に大きな力を与えているように感じます。[未来の働き方/シナリオ・プランニング/未来洞察]
Foresight
Sushi Suzuki先生と京都の印刷会社との共同プロジェクトで、Foresightという未来洞察思考を用いた未来の産業への製品提案ワークショップをしました。同時期に挑戦したシナリオ・プランニングと比較しながら、未来洞察のプロセスを学びました。専門であるデザイン思考と絡めながら、未来を相手にするデザインプロセスを学びました。
大学外での活動
新工芸舎
陶芸用粘土を印刷できる粘土3Dプリンタを使ったプロダクト制作をしています。Houdiniを用いてGcodeを生成し、印刷システムの開発をしています。[3d printer/ceramic 3d printer]
FabCafe
FabCafe Kyotoにて、Fab機材の使い方レクチャーをしています。色々なお客さんがいて非常に楽しい職場です。ものづくりの入り口に立っているユニークな人たちと共にその喜びを感じ会えるのはとても幸せなことです。[digital fabrication/democratize]
ココナラ 3Dプリンタサービス開発
3Dプリンタを使ったオーダーメイド製品の販売サービスの開発をしています。地味にお客さんが続いているのでありがたいことです。今後も続けて行きたいと思います。[3d printer]
色々できた1年でした。でも、まだまだできることは広がりそうです。
少しずつ増やしながら、自分の理想に近づけて行ければと思います。
2021年 安江玲於
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