見出し画像

修理のご依頼

以前制作したスマホポーチの修理の依頼が来ました。しかも2件ほぼ同時に。

修理のお問い合わせが来た際に、感情としては不安要素と期待要素の2つが混在し、「手放しでは喜べないけどちょっとうれしいかも」みたいな気持ちになります。


不安要素

これは自分のやった仕事に不備があったのではないか?という不安ですね。購入していただいて、常識の範囲内の使用であったにも関わらず数か月程度で不具合があったような場合は、こちらに非がある可能性が高いです。仮に数年経っていたとしても、設計上のミスや製作過程での軽微な失敗が原因で、破損に至っている可能性もあります。いずれにせよお客様がお困りなので、丁寧に対応する必要があります。

期待要素

お客様がお困りとは言え、修理ができないか相談されるというのは、ある程度制作スキルを認めてもらっているのではないか、という勝手な解釈です(笑)。全く信用できない品質でしたら、おそらく最初から頼まれないでしょう。
また、製作物が実際に使用されてどのように変化しているのかを見る機会はそうそうないので、修理品を受け取るのはちょっと楽しみだったりします。特にヌメ革のアイテムは経年変化があるので、使い方によって色や手触りの変化も千差万別。型のつき方や色の変化で、どのように使われているのか想像するのもちょっと楽しいですね。


さて、今回の2件の依頼は、両方とも数年使用された状態でのご依頼。どちらも良い感じに使用感が出ていて、使い込んでいただいているのが良くわかります。
修理自体はそれほど難しいことはなく、短時間で完了しました。

取れてしまったジャンパーホックの取り付け

自分が制作したアイテムの修理は基本的に受け付けています。もちろん内容によっては対応できないこともあるのですが、せっかくなら長く使ってもらいたいですしね。
もちろん滅多なことでは修理が発生しないように気を付けて制作していますが、もし修理が必要になったら遠慮なくご相談ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?