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貯蓄機能付き生命保険の「利率」について

貯蓄機能付き生命保険の「利率」について

生命保険、特に養老保険や終身保険などの貯蓄機能のあるものには「予定利率」や「積立利率」という言葉がよく使われますが、これらの用語の意味はしっかりと理解されている方は少ないかと思います。以下に、それぞれの用語の簡単な説明をまとめてみました。

  1. 予定利率:死亡保障の保険料を決める際に影響する利率。

  2. 積立利率:保険料から経費を差し引いた残りの部分(積立部分)に適用される利率。

  3. 利回り(実質利回り):実際に投資として受け取ることができる収益の割合。つまり、これが実際の「収益」として考えるべきものです。

今日は、また違うお2人が色々とこの件についてお話されてます。
聞き耳立ててみましょうか。

太郎:最近、米ドル建ての終身保険に入ったんだ。積立利率が3%って言われて、これなら銀行よりずっといいよね?

花子:3%って、確かに魅力的に聞こえるけど、その「積立利率」というのと、実際に手元に残る収益は少し違うんだよ。

太郎:え、どういうこと?

花子:実は、「予定利率」と「積立利率」、「利回り(実質利回り)」の3つの違いを理解するのが大切なんだ。予定利率は死亡保障の保険料を決める時に使われる利率で、積立利率は保険料から経費を差し引いた残りの部分に適用される利率だよ。

太郎:それは知らなかった…。でも、それなら積立利率が高ければ、その分、収益もいいんじゃないの?

花子:その考え方は少し単純すぎるかも。実際には、「利回り」が最も大切。これは、実際に支払った保険料と、将来受け取れる金額の間の収益の割合を示しているんだ。

太郎:なるほど。でも、それを知る方法はあるの?

花子:うーん、実は日本の保険会社は、具体的な経費の内訳をあまり公開していないから、正確な利回りを簡単には計算できないのが現状なんだ。だから、設計書に書かれている解約返戻金の表などを参考にしながら、自分で計算するしかないんだよね。

太郎:それは大変そうだね。でも、知識としては非常に役立つよ。ありがとう、花子。

具体的な計算の仕方は、この記事書いている人に相談しても教えてもらえるよ。または、資料があれば計算してくれるみたいです(笑)

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