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僕と風間八宏の出会い。そして、彼から学んだこと【PR】


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自分がサッカーライターとしてそれなりに多くのサッカー系媒体に寄稿し、様々な現場で取材活動をできている理由は多くある。 中でも大きかったのは、風間八宏さんとの出会いだ。今でも深く関わらせていただいている彼との邂逅無しで、今の自分を語ることはできない。

ただ、これまで自分と彼がどのように近づいていったのかを話したことも、なぜ惹かれていったのかを記したこともなかった。少しは気になる人がいると思うので、今回はそれについて明かしていきたいと思う。そして、なぜここまで彼を追いたいと思ったのか、も。

“風間筑波”との出会いは偶然

結論から言うと、風間さんと出会ったのは偶然だ。もともと彼のファンで、指導をしている筑波を観に行きたい! という思いを持って追いかけていた訳ではない。

自分の高校の同級生が関東大学サッカーでプレーをしており、初めて彼を応援しに行ったその試合の相手が筑波大だったのだ。

車屋紳太郎と谷口彰悟(ともに川崎F)を筆頭に、八反田康平(鹿児島)、赤﨑秀平(仙台)、玉城峻吾(今治)らタレントが揃っており、このチームを率いていたのが風間さんだった。

その試合は0-0だったが、ボールを下でつなぎ、攻め込む姿勢を全開に見せる筑波のサッカーがとても印象に残った。相手に渡す、奪われることをとにかく嫌がりラフなボールは入れない。特に1年生でレフティーのCBが縦パスをばんばん入れ、浮き玉のパスは出さない。「CBってこんな“蹴らない”っけ?」そう強く思ったことを鮮明に覚えている。言うまでもなく、この選手は車屋紳太郎だ。

当時大学生だった自分は「こういうサッカーがあるのか」と衝撃をうけ、何かこれまで味わうことなかった感覚を得たのである。粗く単純にまとめると「面白いサッカーだ」と思ったのだ。

そこからこのチームに興味をもち始め、幾度も観戦に行くようになった。購読していた木崎伸也さんのメルマガでも筑波大の取材レポが定期的に記されていたので、読み込んだ。風間さんの書籍をamazonで買い漁ったりもした。


近づくために行なったたった1つのこと

少し時間軸を進める。大きな転機となったのは2014年だ。2012年に自分はサッカー専門新聞エルゴラッソの湘南ベルマーレ担当となって“プロの”サッカーライターとしてのキャリアをスタートさせたのだが、2年たったそのオフに川崎フロンターレ担当就任の打診を受け、引き受けることになった。

湘南をもっと見ていたいという思いはあった。ただそれでも川崎F担当を引き受けたのは、言うまでもなく風間さんの指導する姿を近くで観て、彼と会話できるのはチャンスだと思ったからである。

「このチャンスを逃してはいけない。」そう思った自分はとにかく風間さんとコミュニケーションを取る回数を増やした。

毎日監督を取材できていた湘南時代とは異なり、川崎Fは試合日2日前の練習後に監督の囲み会見が行なわれており、監督からのコメントをもらえるのは週に1度、そのときだけだった。ただ、自分はそれ以外の場所、風間さんが帰路につく車の前で待ち構えて捕まえては練習の意図や試合のプレーについて色々と質問をぶつけた。

正直に言うと最初は若干ビビっていた。

風間さんがJで監督をしていた頃の記者会見の文を見たことある人ならわかると思うが、彼は1つの質問に対して長々と語ることはなく、スパッと言い切る事が多い。良くも悪くも淡白なのだ。自身が違うと思ったことはストレートに否定する。

記者からすると、自分の質問をネガティブな言葉で返されるのはダメージが大きい。しかも、他にも多くの記者がいる前で。

だからこそ、風間さんへ意見をぶつけることは少々、“勇気”がいる。

実際にそんな空気が少なからず当時の取材現場ではあった。だが、そこで萎縮してしまってはせっかくのチャンスを逃すことになる。ゆえに少し勇気を持って風間さんに直撃していったのは覚えている。

そこではとにかく、「わからない」と思うことを徹底的に聞きまくった。「こいつはわかっていないな」と思われ跳ね除けられるリスクもあったと思うが、風間さんは自分の質問に対して1つ1つ丁寧に教えてくれた。色々教えてもらい、結果として彼のサッカー観が自分の脳にも染み込んでいった。そして、徐々に質問の質も上がっていったと思う。「わからない」のレベルが高まったというべきか。今でも彼のサッカー観は完璧に理解できない。だからこそ追いがいがある。

ちなみに先日、風間さん会った際にこんなことを言っていた。

「お前や木崎は本当にしつこかったからな」

自分が風間さんと近づけたのは、“自分が理解できるまで聞き続けた”からだと思う。ときにはこの“図々しさ”もポジティブに働くことがある。そんなことを学んだ。

風間さんが教えてくれたのは「言葉の使い方」


風間さんを取材してきた中で、学んだことは数しれない。サッカーにおける1つ1つの事象の見方や、チームや個人で置かれた状況の解釈の仕方が、およそ自分がこれまで考えていたものとは全く異なっていた。

そして何よりも印象的なのが、その言葉の使い方である。シンプルでわかりやすく、納得感や新たなる発見を与えてくれるのだ。

そして、抽象的な表現を極限まで避ける。

風間さんの凄みの1つはこれだ。シンプルだが具体性を伴う表現だからこそ、わかりやすい。彼からこれを学んだことで、自分の文章も少しは変わったと思う。

そんな風間さんが世に送りだしたインパクトある言葉はかなり多いのだが、次回は自分が選ぶ、多くのサッカー関係者に伝えたい風間さんの言葉の数々を紹介していきたいと思う。


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<カバー写真:山本晃子>

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