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国内サッカーの現場より。竹中玲央奈のここだけの話

エル・ゴラッソやサッカーダイジェストなどの専門誌において、Jリーグ、大学サッカー、高校サッカーと幅広いジャンルを執筆するスポーツライター・竹中玲央奈によるwebマガジン。国内サッ… もっと読む
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#Jリーグ

グランパスvsマリノスの"あの”場面での審判は正しかったかもしれない

明治安田J1リーグ 第5節 名古屋グランパス 2-1 横浜F・マリノス ホームの名古屋グランパスが横浜F・マリノスから逆転勝利を収めた試合で"物議を醸す”場面があった。76分ごろ、名古屋の2枚交代と横浜FMの2枚交代が同時に行なわれず、一時的に11人対10人とリードをしている横浜FMが1人少ない状況になり、その直後に名古屋が得点をしたシーンだ。 流れは以下のような形である。なお、映像を見直してXで書いたものから加筆修正している。 このような流れで、当初は自分も「なぜ交代

【TOPICS】石川俊輝が語ったアカデミー出身者としての矜持

明治安田J3 第2節 大宮アルディージャ 1-0 FC岐阜 開幕戦で4-1という大勝を果たしたチーム同士の戦いは、ホームの大宮が1-0で勝利し開幕2連勝を達成した。ただ、クラブ規模的にも彼らはこのカテゴリにいてはいけないチームであり、圧倒してJ2に戻らねばいけない。終盤に肝を冷やすシーンが複数回あったのは反省点である。とはいえ、岐阜も良いチームであった。昇格候補同士の対戦だったことは間違いない。 その中で印象的だったのが、大宮のアカデミー出身者の多さである。試合終了時点

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エディオンピースウイング広島は、世界に誇れるサッカースタジアムである

今年はJリーグを多く取材する決意をし、1発目に開幕カードの広島vs浦和を選択した。理由は3つある。1つ目は今年のリーグ戦の優勝争いを繰り広げるのがこの2チームだと思っていたので、その両者が見れることで、広島に加入した大橋祐紀がどれだけやれるかを見たかったのが2つ目だ。そして、何よりも驚くほど都心にできた新スタジアム、エディオンピースウィング広島を見たかったのだ。 試合については広島がチームの成熟度の高さとストライカー・大橋の凄みを見せ2-0で浦和を倒した。浦和も悪くなかった

【ガチ】明治安田 J1リーグの順位予想

久しく順位予想なるものをしていなかったのだが、今年はJの取材を増やす予定なので、がっつり予想をしようと思う。

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【topics】本山雅志アカデミースカウトの言葉と、鹿島アントラーズアカデミー

去年の11月に引退試合を行なった鹿島アントラーズのレジェンドの一人、本山雅志氏はいま、アントラーズのアカデミースカウトとして活動している。 彼とは、今年の夏の帯広で出会った。自分はGLの初日から最終日までいたのだが、ベスト16あたりのラウンドで本山さんと挨拶をした。正直に言って、その人柄に衝撃を受けた。いい意味で、である。

青森山田とサンフレッチェ広島ユースの件から、ロングスローについて考える

Twitter(自分はあえてこう言う)のタイムラインをざわつかせている青森山田のロングスローからの同点弾が物議を醸している。いつの時代も山田のロングスロー戦法は“アンチフットボール”的な観点から敵を作ってきたが、今回は少し火が強い。こんな動きもあった。 で、ちょっとだけ自分の考えを書いてみる。

2023年オフ、移籍動向の話【12月購読開始者向け】

毎年書いている移籍の情報を、今年も発信していきます。 最終更新日:1月12日(火)

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毎年書いている移籍の情報を、今年も発信していきます。 最終更新日:1月12日(金)

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ヴィッセル優勝の裏にある、“三木谷ハウス”の功績

Jリーグ30周年の記念すべき年に、11番目の優勝クラブとなったのはヴィッセル神戸だった。この優勝の要因は色々とあるが、バッシングも少なからず受けてきた楽天グループの会長である三木谷浩史氏の存在とクラブにかける熱意が最も大きかったと思っている。 ポドルスキやイニエスタ、フェルマーレンなどの世界的名選手の獲得に尽力し注目を集め、武藤嘉紀や酒井高徳、そして大迫勇也ら日本代表ならびに欧州でのプレー経験が豊富な選手をも呼び寄せた。この資金面もとい強化面での功績は語るまでもないが、それ

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海外移籍が "Jユース<高体連"を加速させる?

何度か話しているのだが、自分は高体連よりもJユースが常に強者であって欲しいという思いが強い「部活動否定派」である。

橘田健人には「開眼」のタイミングがある

ここ最近、橘田健人が殻を破った感がある。サポーターの中でも、ミドルシュートへの期待感が大きくなった人は多いのではないだろうか。

ヴィッセル神戸の優勝を願う理由/バイエルンデビューを果たした福井太智の裏話 / 欧州遠征で見えた一つの答え【国内サッカーのネタまとめ 9月30日】

ヴィッセル神戸の優勝を願う理由 Jリーグも佳境に入った。優勝は神戸と横浜FMのどちらかだろうと思っていた中、つい先日にこの頂上対決が行われ、アウェイの神戸が横浜FMを下し大きな勝ち点3を手にした。大迫勇也は第2のピークが来ているとも思わせるくらいの活躍をしているし、ここまで来たら初優勝をしてほしいと個人的には思っている。

サッカーファンの愚行に辟易している/レディースにも足を運ぶ風間八宏【国内サッカーのネタまとめ 8月31日】

会社の休みを最も長くとるのがこの8月で、ほぼ半分を北海道で過ごした。目的は石狩でRISING SUN ROCK FESTIVALへ参戦することと、帯広でクラブユースU-15の全国大会を観ることだ。前者は2019年以来であり、後者はコロナで中止となった2020年を除けば4回連続である。 クラブユースU-15は自分が1年間で最も好きな大会で、これを楽しみに日々を過ごしていると言っても過言ではない。今年は日本クラブユース選手権という名前になって以降、初めての街クラブ同士の決勝(ソ

取材先と信頼関係を作る方法/佐藤龍ノ介の変化とは【国内サッカーのネタまとめ 7月24日】

“信頼関係の作り方”