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ITIL4(アイティル4)を使ったDX実践の勘所_7つの原則を使いIT化で業務を標準化・自動化する上での考え方
第0章 はじめに今回は「ITIL4(アイティル4)を使ったDX実践の勘所」、副題として「IT化で業務を標準化・自動化する上での考え方」というテーマで解説させていただきます。
はじめに、前提知識として「昨今の時代背景のお話」と「DXという言葉の定義」をさせていただきます。DXというと様々な定説がありまして、読者の皆さんはそれぞれ持たれているイメージが違うと思いますので、一旦ここで大体のイメージ合わ
【新世界紀行】バングラデシュが見えてきた #12 言葉の壁
バングラデシュに来る人はNGO関係者か、政府開発援助の建設会社の人がほとんどで、観光客自体非常に少ない。
バングラデシュの観光局が「バングラデシュへ行こう!観光客がくる前に」という自虐的なキャッチコピーを出したくらいだ。
首都のダッカですらその様な状況なのだから、地方都市のチッタゴンは尚更少ない。
そのチッタゴンにある地元では評判が良いらしいローカルな料理屋に入った。
やはり外国人が来る事
【新世界紀行】バングラデシュが見えてきた #11 優しい世界
紛失したパスポートが空港で見つかったとバングラデシュ空軍の伍長から連絡があった。
私はバングラの電話番号を持っていなかったので、バングラ到着後1泊目に泊まっていたホテルの職員経由でメールアドレスを教えて、何通かやり取りをした。
数日後に空港に取りに行くことになった。
もう戻ってこないものだと思っていたので、嬉しさと安堵の気持ちが込み上げてきた。
私のパスポートが多くの人の手に渡り、伝言ゲー
【新世界紀行】バングラデシュが見えてきた #10 限界は誰が決めるか?
ビーチの街コックスバザールからバングラデシュ第二の商業都市チッタゴンへ移動中バスからずっと外を眺めていた。
私の席は一番前なのでよく景色が見える。
片側一車線の国道を反対車線にはみ出しながら猛スピードで前のトラックやリキシャを抜かしてゆく。
たまに対向車と正面衝突しそうになり、急ブレーキを踏む。なぜか毎回スレスレで衝突しない。
バングラのドライバー同士の阿吽の呼吸である。
クラクションや
【新世界紀行】バングラデシュが見えてきた #6 古い伝統?
バングラデシュと言えばリクシャ(人力車の自転車版)というほどイメージが定着している存在だが、ダッカの街中ではリクシャの存在感が薄れている。
車が増え、渋滞の原因となるリクシャは邪魔な存在だ。交通規制が敷かれリクシャが通れない道も多くある。
夜にダッカの中心部でリクシャに乗った。
車が多く通る中クラクションを鳴らされ、車やバスに押し潰されながら進む。
私はリクシャとリクシャワラの味方だ。
【新世界紀行】バングラデシュが見えてきた #5 雑踏の一部と化す?
ダッカにグルシャン2サークルという街の中心部がある。
東京で言うと渋谷のスクランブル交差点といったところだ。
渋谷と違うところは凄まじい渋滞とクラクションと怒号が飛び交う賑やかな場所だということ。
圧倒的なバングラのパワーと勢いを感じることができる。街は生きている、夜になるとその生命力は一層強くなる。
2人乗りのバイクが倒れた。近くの人が寄ってたかってバイクを起こした。バイクは何事もなかっ
【新世界紀行】バングラデシュが見えてきた #4 街の変化と自分の変化を重ねる
街全体が工事現場のダッカ。
10年前にバングラデシュのダッカにある日系の専門商社でインターンシップで働いていた時に住んでいた付近をぶらぶらと散策する。
相変わらずリクシャ(人力車)が多く当時と変わっていない。住んでいた地域はボシュンドラ・レジデンスエリアと呼ばれている地域で名前の通り、7階建くらいのマンションがたくさん集まっている住宅地域だ。
当時はまだ開発途中といった感じで街は北に北にと伸
【新世界紀行】バングラデシュが見えてきた #3 新しい人たち
バングラデシュダッカに複数店舗展開しているNORTH END coffeeというお洒落なカフェに訪れた。
東京や東南アジアの首都にある様な今風のスタバの様なカフェだ。
10年前はこんなカフェはダッカにはなかった。そもそもカフェ自体が珍しく、路上にある小さな商店というかボロ屋で1杯20円ほどの”チャ”と呼ばれる甘いミルクティーを飲んでいた。
今でもこの風景は変わらずあるが、10年間で一部の人の
【新世界紀行】バングラデシュが見えてきた #2 旅の不安
東南アジアをバックパッカーで数々回ってきたが、なぜか今回のバングラデシュ行きは必要以上に不安を感じる。
その正体は分からないが旅の終わりにはわかる様になるだろうか?今の私は悪い意味で色々知りすぎてしまっている。
バングラデシュ関連のニュースもネットで瞬時に手に入るし、数々の旅の経験で大方の想像はついてしまうからだ。
何より私自身薄々気づいているが10年間のあの純粋で好奇心に溢れたいた頃の自分
【新世界紀行】バングラデシュが見えてきた #1 旅立ちの朝に
バングラデシュへ旅立ちの朝。
12月の東京の気温は2度で手足が冷えるほど寒い。荷物を少なくするために薄着で家を出た。
これから数時間後には気温30度近い国に降り立つことが信じがたい。
一気に季節を超え、夏になった様な感覚だろうか?
身体感覚に身を任せると色々なことが思い起こされる。
身体はあの匂い、肌触りを覚えている。
10年ぶりのバングラデシュ、まだあの雑踏の中に私は入れるだろうか?