見出し画像

動物と暮らすという事②

上の写真はまだ元気なころ旅行に行った時のもの❣️

さて前回からの続き

決定的におかしいと思ったのは8月のお盆明け頃。
父の初盆を終えて帰宅後、数日が経った頃、突然首を傾けたまま歩き出すようになった。
また右前脚がナックリングをするようになる。
若干右前脚が浮いていて、体幹の左右バランスが悪いように思えた。

病院に行ったものの、頚椎ヘルニアの診断。
老化現象との事、痛がる様子も無かった為、特に治療はせず。
首にコルセットを装着し、とりあえず様子見となる。

頚椎ヘルニアという事でAimerを思い出す。
Aimerはある日突然歩けなくなった。
昨日まで喜んでベランダにジャンプで飛び出ていたのに、朝起きたら後ろ脚が硬直していた。
レントゲンやMRI撮影などで検査するが、先天的に首の付け根から背骨までの湾曲が急カーブらしく、くの字に曲がっていた。
細く湾曲しギリギリ神経が通っていた部分が、何かの拍子で潰れてしまい、半身不随となってしまったのだった。
手術すれば、もう一度神経が通うかもしれない一縷の望みはあるものの、あまりに小型犬過ぎてリスクが大きいとの事で、獣医も手術は薦めなかった。

その後、排泄や給餌の介助などの要介護状態となる。
小型犬に多発する水頭症によるてんかん発作の様な症状もあり、発症から約1年で衰弱して亡くなった。

この時も自力排泄が不可能であった事から、膀胱炎を数回繰り返し、最後は呼吸器神経にも麻痺があった。チアノーゼで入院したり、ごはんが食べられず衰弱し、体温が低下した事もあった。何度も何度も病院に通った。

出来る限りの事はしたが、やはり手術をしてあげたら良かったと後悔した事もある。
難しい手術であり、かなりの高額治療になる事や専門医にも手術をやんわり断られた事もあって、こればかりはどうする事も出来なかった。
犬の介護の大変さと辛さを味わって、もう二度とこんな思いはしたくないと誓ったのに…

私はまた繰り返している。

③へ続く



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?