【今週のエネニュース#5】22/03/06
ロシアのウクライナ侵攻が始まって1週間以上たちました。
未だに先が見えない状況なのがとてももどかしいです。
どうか、この戦争が早く終わるよう祈っています。
さて今週のエネニュースを。
ENEOS、製油所跡地に実証の場 バイオマス発電など | 日刊工業新聞 電子版
「地元に死ねといっているのと同じ」という衝撃的なワードが県知事から出てきた件ですね。やはり事業は地域とともに、そして地域に納得されないといけないことを痛感します。
ベルギー、ノルウェーとエネルギー協力協定締結、洋上風力、水素、CCSで連携(ノルウェー、ベルギー) | ビジネス短信 - ジェトロ
今回の協定により、洋上風力などの再生可能エネルギー、水素、二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)などの分野の知見や技術の交流をより活発に行い、両国間の送電網の接続強化を目指す。
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やはりここでアンモニアは出てこないですね...ノルウェーは海運が盛んだと理解していますが船のアンモニア燃料化は考えていないんですかね
Hywind Taipem PJという、今年運開予定の浮体式洋上風力発電設備(運開したら世界最大規模)の最初のナセルが基地港に到着
Hywind Tampenで使用されている浮体はスパー型という珍しいタイプで、単純な構造で製造が簡単なんですが、喫水が100m近く、深い海域しか不可。そしてロジスティクスもなかなか大変という側面もあります。
そしてそして、このPJではできた電気をOil&Gas設備に送るという意味でも初の試みなのです。いろいろと面白いですね。
Ocean Winds(EDPと Engieの合弁)とAkerが韓国の浮体式1.2GWのエリアを開発
韓国の浮体式洋上風力の開発はこれからどんどんと進みます。
欧州のビッグプレーヤーがここぞとばかりに名を上げ、2030年までに運開するPJもちらほら。
商船三井、台湾の洋上風力に出資 国内でもファンド設立
商船三井は4日、台湾の洋上風力発電事業へ出資すると発表した。4~5月ごろまでに東邦ガスなどと連携して発電所運営会社の株式を25%取得する。
日系企業も実績作りのため、海外の多くの案件に入り込んでいます。
経済チャートで見るウクライナショック
資源価格の高騰は遅れてお茶の間にやってきます。
給料は上がらないのに実質のインフレ、という地獄のような状況が静かにやってきますね…
【岸田首相 これまで以上の省エネを】
岸田首相は3日夜の記者会見で、国民に対して、これまで以上の省エネを行うよう呼びかけた。「ロシアのウクライナ侵略という極めて深刻な事態に直面している」「石油やガスの使用を、少しでも減らす努力をすることが大切だ」と説明。
分かりますよ、分かりますけど…
需要を減らす前に供給を増やす手段があるにも拘わらずそれには言及しないところ、本当にやる気あるのか??
正直、かなり失望しています…
以上、今週のエネニュースでした~
Ren
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