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初めて買ったCD(シングル編)

本当に心から好きな曲を聴こうと決意

私が初めて買ったCDはCHEMISTRYの「One×One」というアルバムであったのだが、その当時の私には受け入れられなかった。
静かすぎて退屈だと思ってしまった(今はCHEMISTRYの歌声の素晴らしさがようやくわかりました)。

曲がたくさん入っているため、いろんな曲が聴けるからとシングルではなく、アルバムを購入したが、結局好んで聴いていたのは目当ての曲だけだった。

そこで私は曲がたくさん聴けるということが大事なのではなくて、好きな曲が聴けるということの方が重要なのだなと実感した。

そして、少し日を置いてから再びCD屋さんへ。

私が手に取ったCDはポルノグラフィティの「メリッサ」だった。
2003年に発売されたポルノグラフィティの12枚目のシングル。アニメ「鋼の錬金術師」の初代OPでもあった。

その当時、鋼の錬金術師ことハガレンにハマっており、アニメを何度も見る内にすごく好きになった曲だった。

アニソンはメジャー感溢れる、聴きやすいメロディが多く、またアニメを繰り返し見る度にその曲も繰り返し聴くことになるので、アニソンがきっかけで音楽にハマる人も多そう。私にとってアニソンは開かれた音楽への入り口でもあった。

私に音楽のすばらしさを教えてくれた友人もポルノグラフィティが好きで、代表曲のアポロなどを聴かせてくれたことも大きく影響している。

私の音楽の原体験にはポルノグラフィティの曲があったのだ。

メリッサはいきなりサビから始まる大胆な曲進行で、今聴いていい曲だとしみじみ思える。聴くとハガレンのOP映像を断片的に思い出したり、中学2年生の頃にこのCDをよく聴いていた父親の部屋の情景が思い浮かぶ。

音楽と思い出は結びつき、音楽を再生すると同時に思い出も再生される。

特に何度も聴いていた曲は思い出と結びつきやすい。そのような大切な1曲がこれからの人生で増えてきてくれたら嬉しいなと思う。

良曲との出会い、それから

その後、「PORNO GRAFFITTI BEST BLUE'S」、「PORNO GRAFFITTI BEST RED'S」というデビュー5周年を記念して発売されたベストアルバムを購入。

これがほんとにとてもいいベストアルバムで、3人態勢時のポルノグラフィティの良曲をこれでもかっ!と詰め込んだアルバム。

聴きすぎて前の曲が終わるタイミングで、次の曲のイントロが脳内再生されてしまうほど。

ここから音楽への興味関心が高まり、いろんな曲を聴き始めることになる。私にとってポルノグラフィティの楽曲は、ミュージックライフの最初期に当たるところに大きく影響を与えてくれた音楽の火付け役でもある。

私は物事の「はじまり」と「おわり」に当たる部分にすごく関心が向く。人が好きになったものの「はじまり」「おわり」を聴くとその人らしさがよく表れる気がする。

私にとっての音楽の「はじまり」は、CHEMISTRYのNow or Neverであったが、音楽をもっと聴いてみたいという音楽への関心の「はじまり」はポルノグラフィティのメリッサからであった。

音楽を聴く環境や媒体は大きく変わりつつも、今でも音楽は私の人生に欠かせない要素になっている。

気持ちを高めたり、あるいは鎮めたり、集中したい時にも音楽を聴く。好きなアーティストの新曲が楽しみだったり、ライブ映像に興奮したり、有名アーティストのコラボにワクワクしたりもする。

そんな素敵な音楽ライフを送ることができて私はしあわせだ。
いまでも自分の知らないアーティストをもっと知っていきたいし、変わらずに好きな曲も何度も聴いていきたい。

NO MUSIC, NO LIFE。


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