メンバー全員のタイム感に度肝抜かれた… 「endless night」 by Snow Man 4th ALBUM 『RAYS』
いやSnow Manって言えばダンス強いからリズム感もバリバリに備わってるのは至極当然なんだと思うんだが
それにしても
身体の動きで表現すんのと歌で表現すんのとではまた違うと思ってる
この曲初めて聴いた時真っ先に感じたのがタイトルにもある通りメンバーの「タイム感」の良さ!
この曲最大のポイントって私的にはこのグルーヴ感とそこから派生する空気感だと思ってるんだけど
メンバー全員それぞれ自分なりに完全にそれを把握しきってる!!!!って感じた!
どこからそれを1番感じたかというと皆んなのオフビートの感じ方
皆んなめちゃくちゃウラ拍の存在を感じながら歌ってる気がするんだよなぁ
この曲聴いてると身体をウラ拍の方に揺らしてしまうの…それが答え
ハーフタイムシャッフルってリズム
この解釈が合ってるかどうかは定かじゃないけど
私が思うにこの曲は「ハーフタイムシャッフル」ってリズムの曲だと思ってる
ずっと基本16ビート上でハネてるというか。
このハネる感じって良い脱力ができてないと…というのとその感覚を知ってないとノリ切れないと思うんだよね…
でもさ、Snow Manってやっぱその渋い感覚も……持ち合わせてるなぁ!
でもね、1箇所シャッフルじゃなくてイーブンで歌うというスパイスが効いてたりするとこもある!!!!
佐久間さんの「僕だけを見てればいいんだ」
ここの効果ヤバい…なんでここだけハネずにストレートなんだ………え、真っ直ぐにオレだけ見ろよ…って事?(ぎゃああああああ!)
あとシャッフルが倍の音価で登場するとこもある
1番で言うとこれもまた佐久間さんだろうか…「静けさを破り捨てて」のこの部分↓
2番は康二くんで3番目はだてさんかな
ってかこの部分、その直前の2音も含めてやや五連符みたいに聴こえなくもない
この連符のはっきりと割り切れない感、良い意味での曖昧さ…みたいなのが曲のゆらゆらする雰囲気にとても合ってるし、この3人のノリ方最高よね
メンバーそれぞれの強みと魅力の再確認と新たな発見ができる旋律達
もう誰の何から手を付けたらいいのか分からないくらい誰のどのパートも濃ゆい…!!!!
先ずは1番Aメロ…
ここはワンフレーズにつき2小節をたっぷり使ってんだけど
2小節目のフレーズ終わり、めめもひーくんもデクレッシェンド(段々と音量を下げてく)がとても丁寧で美しい…!
語尾をどんな風に終わるかで音楽性ってグッと変わるもの (ここの操作を怠ると一気にシラけます)
ラウの旋律終わりは敢えてデクレッシェンドせずにその音量を保ってる、それはBメロに向けて次に繋げるという音楽的方向性を示してるから。(フレーズ最後の音だけ1音上がってるのもあるしね)
あと印象的だったのは、ひーくんの「心溶かしてゆく」の“く”のタイミング!
とぉーっても後ノリ!!!!んでその音をとても大事にツヤッツヤに歌ってる…色っぽ!ホント溶けてってるじゃん…
そしてBメロ…
ここで音域が1段階上がるのと、ワンフレーズにつき1小節づつになってコンパクトに。畳み掛けるようにプレッシャーを……となったかと思えばもう一度2小節時代を思い出すだてさんパート!
でもここのコードがタダモノじゃない……
この曲のKey(シャープ♯2つの調)から考えると少し関係性の低いコードなのです……だから「お?」ってなるんだけど…その強い印象に負けないだてさんのloooooooveの響き、そして声に息を含みながらの少しフォールする語尾
で、康二くんのパートで更にコンパクトになって音楽的プレッシャー(1小節にコードが4つ変わる…サビに向けての盛り上げだよね)
そしてここで……サビに到達!ここでまた更にグッと音域が上がります
渡辺さぁーーーん!!!!
この曲のこれまでで1番高い音で歌い始める渡辺さん…
……いやもう……
超リラックスした柔らかい声なのに最高の抜け感(声の通り方)やないか!!!!
んでリズムにノリに行くというよりかはグルーヴの揺れにただ身を任せてる感…なノリ方
究極のチルアウトミュージック的な響き方だよね…
このレイドバックなタイム感……最高でございます……
あとすっごいキュンとしたのがここの音楽的な表現力
まぁコーラスが入ってるからそう聴こえてくるってのもあると思うけど
旋律を歌いに行ってるってよりかはバックの音に自分の声を溶け込ませて馴染ませて歌ってる感じ!!!!
一瞬誰が歌ってるのか分からないくらい、「自分がやってます」って表現よりも周りの音をよく聴きながら他の音達と一緒に表現を作り上げてる…というか。
でも語尾の息の抜き方(いわゆる渡辺節)で渡辺担は1発で渡辺さんって分かるんだけど!
(…すまない、少し1つのところに留まりすぎた)
そして…!その後のふっかさんよーーー!
私はこのサビの部分、コール&レスポンスっていう風に聴こえるんだけど
(渡辺さんがコールでふっかさんの部分がレスポンス)
渡辺さんのパートは音形もリズムもある種繰り返しの「パターン」で
ふっかさんのパートは音形もリズムも繰り返さない「メロディ」的
この掛け合いが気持ち良い……!
…で。ここのふっかさんのとてつもなく繊細で甘い歌声ですよ……
ふっかさんの声は細めだけど「ここぞ…!」ってとこのニュアンスの出し方というか、絶対ここのこういうのはふっかさんが1番良いっ!ってのがある声だなぁって個人的に思う
(もう何回か言ってるけどFell the light, Lovelyの2番AメロとかDA BOMBのAメロとかさ…その他キラッと聴こえてくるオシャレなニュアンスいっぱいある)
よく似た感覚で言うと、私的にはラウールの声とひーくんの声にもそれぞれ「ここのこれはこの人達の声が多分1番だよな」ってのをより感じる声というか。
コレもまたすごい事だと思うんだよね
そして2番冒頭の阿部ちゃん……
スノ低音域御三家(私的にラウール、めめ、阿部ちゃん)…の1人
このアルバムに収録されてるユニット曲「ナイトスケープ」で驚きの低音域を歌う阿部ちゃんにめちゃくちゃ衝撃受けたんだけど(いや、あれマジでびっくりした)
無限に高音域行けるのが渡辺さんで、無限に低音域行けるのが阿部ちゃん…だよね
Snow Man音域広ぉぉぉぉぉっっっっ!!!!
んでラップと言えばこの2人…のうちの1人(もう1人も書かなくても誰もが知ってる)ラウールのリズムの表現…
ここの部分はフレーズ終わりに重みを置いてるように聴こえるんだけど
ラウールはどういう風にこの旋律を聴かせたいか…とか自分のアイデアを表示するのがとても上手いよね…私には例えばこの旋律がどの方向に向いてるか…ってのをきちんと感じさせてもらえるからとても聴きやすい
んで音域低めふっかさん+1オクターブ以上の高音域で音程4度の上ハモ…ここがまた印象的で…!
1フレーズ目と2フレーズ目、ほぼ一緒の事歌ってんのにコードが変わるせいで2フレーズ目なんてめちゃクセありコード(F♯7の♯9)になってて、この響きのあるパートを歌うふっかさんが羨ましいし、これを聴きたいがために2番も含めたフルバージョンでライブで歌ってくれ…!と願うくらいココ好きです
そして続いて低音域を歌うめめの丸みを帯びた柔らかい声とこのメロディの音形を活かした一音一音丁寧に置いていくような表現(これもハァァァァウ…ととろける)が来て…Bメロに進んで…
で、この後ですよ……!!!!2番のサビ!!!!
初めて聴いた時マジで誰か分からなかったんだけど段々と…
コレ…もしかしてだてさん……??ねぇ…コレだてさん!?!? だてさんかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!って。
とんでもねぇ色気じゃん…………… だてさんってこんな声出すんだ………
とても新しいと思った!!!!
いつもの完熟した「宮舘涼太」の声になる一歩手前のような、でもこれも実はもう食べごろじゃん!みたいな声(分かる?笑)
なんか発見させてもらえたようで興奮した!
そしてなんか色っぽさもある中でどこか儚さみたいなもんも感じるというか
渡辺さんのサビとはまた全然違う味わいがある!
くそぉぉコレも絶対聴きてぇぇ…… ライブ絶対フルでお願いしたい!!!!
そしてイントロの音を活かしたブリッジを歌う風呂友の2人…!
あのカラッカラに元気なユニット曲「Hot Flow」を歌う2人…のささやき声ったらさぁ!!!!
ガラリと打って変わってが打って変わって過ぎてる……振り幅えっぐぅぅぅ
サックスの旋律を遠くに聴きながらめめと佐久間さんに耳元でささやかれてるような演出がニクイよ……
しかも何なん、佐久間さんの静かで甘い高音の叫び「最後の距離が〜……」の後!!!!
ワウエフェクト効かせたギターがその「距離が…」のメロディ受け継いでんだけども…… で1小節間そのギターの余韻だけ聴かせて… そのあと更にもう一回そのメロディ誰か高音域ハミングで歌うのよ!!!!
…なんてシャレた事すんだろ………(ところでハミングのふっふぅ〜♪みたいなのってご機嫌な時しかしないよね?って事はこの曲の登場人物はその相手とうまくいったって事か?)
それと同時にここって通常ならもっと早くにサビのメロディが始まるはずなんだけど、敢えて1小節余分に付け加えられてて一瞬「ん?え?」ってなるんだよね
これがまたラスサビに向けての緊張感として良い効果になってて……
そこに登場する康二くんのハスキーでムードたっぷりの声のラスサビ!!!!
個性がハッキリしててほんと良い声してんなぁ……
んで実は知ってる、康二くんも歌唱テクニック色々やってること!とてもテクニシャンでセンス良いんだよなぁ…色んな曲でそう思う
マジでさぁぁぁ…先述した私の感覚で言うとサビのコール&リスポンスのコールの方歌う御三方がさ… ホント三者三様で!
シンプルにずっとほぼ同じ「パターン」を歌ってるからこそよく分かるそれぞれのそのパートの解釈……
で、意外とこの曲聴いて1番頭に残って鼻歌うたっちゃうパートは私的に「close my eyes…」からのサビ終わりの部分なんだよね
このパートって全部で3回あってそのうちの2回が渡辺さんの声が1番前に聴こえてくるけど
今回この曲においての渡辺さんの声の使い方(制作側の)がすごい新しいと思った
渡辺さんのいわゆるソロらしいソロって1箇所短いフレーズしかなくてその他はコーラスと共に歌ってるのが多いんだけど、結局そのコーラスと一緒に歌ってる方の旋律がめちゃくちゃ強く頭に印象に残ってて。
なんか、なるほどね…って思った
…とまぁタイトルにある「タイム感」とか以外のことたくさん含んでるけどこの曲で受けた印象をだいぶ端折って書いてみた
スノ担さん達とも話してたんだけど今回のアルバムこの曲に限らず、とにかくメンバーそれぞれが『声』でもって色々挑戦してんなぁって聴いててものすごく感じる
それがとっても嬉しくて!
だから!感謝の意を込めて聴き倒します、どの音も逃すことなく!!!!笑
あぁ頼もしい人達だねぇ!!!!
ホントこれからどんな景色見せてくれんだろ……(今日はGrammy…とかいう文字を見た次の日…)