リジッドジーンズの糊落としにチャレンジした話

まずはじめに

今年の春に友人達と児島のジーンズストリートでいいジーンズ(Japan Blue Jeansと桃太郎ジーンズで3万円弱のを1本ずつ)を購入して以来、色んなジーンズのことが気になって仕方がないおじさんになっていた。
日本が誇る岡山ジーンズもいいが、かの有名な(有名どころではない)リーバイスも穿いてみたい。
これでホイホイ買ってしまうとジーンズが3本目になる。しかし、個人的な事情で私服通勤になるので、穿く機会がすごく増えるから「ま、ええやろ」の精神でいく。

リーバイスでいいジーンズを購入

というわけで、休みの日に大阪のリーバイスで「LVC 1944 501リジッドジーンズ」を購入。いいお値段したけど、それに見合ったクオリティ。かっこよすぎ。
公式の通販サイトで事前に見ていた1955モデルがかっこよかったので店員さんに聞いたところ、在庫が無いとのこと。
だけど、めちゃくちゃそれにこだわりがあるわけでもないことを伝えると1944モデルをおすすめしてくれた。

おっさんが写真撮ってる影が映ってるけど気にしないでね。

これもこれでかっこよすぎ
うひょ〜

ただ、リンス(一度洗って糊を落としてあるタイプ)が良かったのだけど、人気モデルのためリジッド(未洗いで糊がついたタイプ)しか在庫がない。
リンスは糊落としの際に洗ってあることであらかじめ縮んだ後であり、自分のサイズそのままで穿ける。対して、リジッドは最初の糊落としの際にサイズが縮むことを考慮したうえで大きめのサイズを選ばないといけない。
でもまぁ「これも経験か」ということで、リジッドを購入して、自分で糊落としにチャレンジすることになったのだった。(岡山で買ったものはエイジングウォッシュとワンウォッシュのもの。買ってすぐ穿けるならそりゃみんなそっち買うよね。)
自分じゃワンウォッシュ後の縮み具合とかまるで分らないので、店員さんに勧められて2つ上のサイズを購入。糊落とししたら裾上げするのでまた持ってきてくださいとのこと。やってやるぜ〜!

糊落とし実践編

①裏返してボタンを留める

理由は調べてないけど、なにやら裏返したほうがいいらしい。また、サイズが縮む都合上ボタンを留めてから行わないとボタン周りも変になるらしいので留める。

とりゃあ!

②40℃のお湯で1時間漬け置きする

少し温度があり、かつ熱すぎない程度のお湯で1時間ほど漬けるといい感じに糊が落ちるらしいのでやってみる。
実践するための容器として、大きめの洗面器とかあればよかったのだけど、家にないもんでどうしようか思案。浴槽でやるとインディゴのブルーが浴槽につきまくって大変になるらしいので洗面台に湯を溜める作戦にする。蛇口から湯を溜めるだけだと温度が足りないので、鍋に湯を沸かして援軍を送り込むことで無事狙いの温度にすることができた。第一関門突破。

いい感じの温度調節

そこから、恐る恐るジーンズをどぶん!
「失敗すると新品の高いジーンズを駄目にするかもしれない」という『ひりつき』と闘いながら、ズブズブ沈めていく。この時、手で押して空気を抜いてあげることが大切らしいので、やってあげる。産湯を使わせる産婆の気持ちでやるのだ。

きたねえ腕映してごめんなさい

あとは重しを乗せて1時間20分程置く。水を入れた2Lのペットボトルがちょうどいいのでおすすめ。
ちなみに塩と酢を大さじ1ほど混ぜると色落ちしにくくなるらしいのでやっておいた。真偽不明。

捨ててなくて良かった、2Lボトル

途中40分過ぎたあたりで湯を捨てて40℃の湯を張りなおす。今度は塩と酢は入れず。ここからまた40分待って引き揚げ、流水で軽く洗ったらここの工程は完了。ちなみに洗面台にはそこまで色はついてなかったので、激落ちくんスポンジで拭けば全部落ちました。良かった〜。

④洗濯機にかける

ここは普通にもう洗濯機にかけるだけ。ただし、糊落としのためだけなので、洗剤は入れなかった。

文明の利器を駆使するのだ

➄干して乾かす

あとは干して乾かす。乾燥機にはかけない方がいいらしい(狙いによってはありらしいけど、今回は普通に干して乾かす。)
この時点で日が暮れてたので外に干さずに、部屋干しで対応。クーラーで除湿を効かせて扇風機で空気を循環させることで部屋干しのデメリットをできる限り軽減していく。せっかくいいジーンズ買ったんだし、色々工夫したいところ。

ちゃんと干す前に色んなところを伸ばしておくのが大切のよう。我が子のように手間を惜しまぬことがいいジーンズの第一歩なのかも。

部屋が汚すぎたので背景を一部消しゴムマジックで修正

というわけで、後は乾くのを待つだけ。

⑥乾いた後の比較

乾いたら最終チェックとして縮んだ後のサイズ比較をする。表返して出来栄えのチェックするのがすごくドキドキした。現在穿いている桃太郎ジーンズと比べていく。

乾燥後

うまく乾いてくれて安心

ここでようやく表返す。うおお、かっこいい!

ニヤニヤしちゃう

ワンウォッシュの桃太郎ジーンズと比較。上が今回ので、下が桃太郎ジーンズ。うんうん、いい感じ。
試しに穿いてみてもまじでサイズに違和感ないですわ。うひょー。

下が32。上が34。ここまで並ぶくらい縮んだことを考慮するとうまくいってると思う

僕の所感ですが、人生初の糊落としは成功なのではないでしょうか。まぁ、失敗と思ってたらこんな記事書いてないんですけどね、へへへ。

糊落とし後のジーンズを裾上げする

ということで次の日、購入したお店(でなくてもいいらしいけど気分的に買った店でやりたいので)に持っていき、裾上げへ。
ロールアップも楽しみたいので、少し長めに裾を残してもらう。
これで全工程終了。おつかれっした!!

裾上げ後の前側
裾上げ後の後ろ側


基本はロールアップして穿きたさがある

ここからガンガン穿いて育てていくぞ~!オー!

おわりに~今後のジーンズ運用~

今回購入の1944をメインで穿いていきたい。せっかくリジッドを買ってここまでしたので愛着がすでに湧いている。いっぱい穿いて育てるのだ。上は白シャツと合わせる感じで。グフフ。
元々の2本については、気分で穿き替える感じで。特に桃太郎のは、色落ちしてない初期の感じを穿きたい時用にチョビチョビ穿くのも手かも。
いやマジな話、色落ちしてないあのダークインディゴのカラーもめっちゃいいんですよね。色落ちしてない2本のジーンズを、1つは育てて、1つはあえて育てない、そんなことがあってもいいじゃないの。
あ~、たのしっ!!
おわりっ!!!

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