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【ギター製作道具】測定器関連

今回からしばらく、ギター製作の中でぼくが使う道具を何回かに分けて紹介していこうと思います。必須なものからあると便利なものまで、これからギターを作ってみようって人の参考となれば幸いです。

と言っても完全自己流なので参考になるかはわかんないですけどね。

さて、今回は長さや幾何を把握する時に使ってる道具達です。まずはこちら。

150mm~1000mmの金尺に150mmのノギス、プロトラクター(角度計)、差し金、丸鋸定規、シックネスゲージ、アングルルーラー、アルミレベルです。木工なので0.05mmまで測れば充分と思い、ギター作りにはこの程度で対応しています。

この中でギター作りで欠かせないのが長い金尺とノギス。
金尺はナットからブリッジまでのスケール長設定やセンター出し、そしてネックの反り確認にボディの平面確認など、直線・平面を確認する上でとても重要な役割を果たします。
またノギスは内外径、厚さ、深さが測れる為ギターパーツや木工時の寸法確認に欠かせません。刃物径もコレで見ると分かりやすい。

あと多用するのはアングルルーラー(直定規に黒い台が付いたモノ)ですね。コレは寸法を測るのでなく、材料へのケガキに使います。端面から一定の距離をケガくのにとても便利。

シックネスゲージは定盤や金尺、アルミレベルやスコヤと組み合わせて平面度の確認や角度測定に用います。角度測る時は関数電卓が必須ですけどね。またフレット溝やサドル溝など、溝幅を測るのにも便利。

同じく長さ系ですが、こちらはスコヤ数種類とコンベックス、そしてデジタル角度計です。
スコヤは材料へのケガキ、直角確認に使う他、電動工具の刃物のセット時に多用します。トリマーの刃の出代や丸のこやテーブルソーの刃の直角調整、そしてフェンスの直角度確認などに使用しています。
デジタル角度計はテーブルソーの刃の角度を微妙な設定にする時などに使います。89°とか合わせようとする時にとても便利。

あと個人的にスコヤの代わりに多用しているのがコレ。アルミフレームの固定用金具です。どれも結構な精度が出ているので充分スコヤ代わりに使うことができます。一辺が短いのがとても便利。

そして形状を捉える為のゲージにはこんなのも。

型取りゲージですね。外形を捉えるのに大変便利です。とはいうものの、動きの悪いものを塗装もしていない木に押し付けると木が凹んで気持ちも凹むので要注意、ぼくは滑りよくする為にフッ素系のドライルーブで潤滑して使っています。

最後に番外編ですがコレ、いまはアコギ作るためにただの紙やすり台になっていますが、やすりの下は鋳鉄製の定盤です。平面度や直角度の測定には不可欠な存在で、ぼくにとっては精密測定の要です。が、別に無くても木工レベルならしっかりしたテーブルで代用は効くとは思います。
たまに金床代わりにこの上でトンカチ使う人がいますが絶対やっちゃダメ。

長さ系の道具はコレくらい。殆ど中古で揃えています。格安に手に入れるなら中古工具屋さんやローカルなリサイクルショップが狙い目かな。

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