【随想】サウンドメッセ2024
今年も開催されたサウンドメッセ、昨年に引き続き今年も遊びに行ってきました。ぼく視点で気になった展示を中心に、雰囲気をご紹介したいなと思います
お目当てのライブを目指してリザーブチケットをGETすべく朝9時過ぎに到着したら既にこの列w。
ヤバい、もう100人以上並んでる!と思ったら皆さん押尾コータローさんのステージが目当てだった様でぼくは無事にいい席をゲット!
大好きな竹内アンナちゃんを間近で見れる!と朝からドキドキ、気持ちがアガります。
そして開場、ぼくは冷やかしなので気ままに各ブースを回って行くのです。
まずはお目当てのMatsuda Guitarsさん、
コレ、ヤマハのSGをベースに凄まじいモディファイが加えられているんです。ボディの内側にトップが内蔵されてるってとんでもない構造、Instagramで作品を見ていたのですが、松田さんご本人からお話を伺えてやはり度肝を抜かれました。こんな異次元の改造を見るとタガが外れてしまいますね。
これも驚きの構成のギター、ギター左右の箱が実はボディの役割を果たす斬新な構造です。
今回弾いて一番ぶっ飛んだのがコレ、Taylorの50周年記念モデル。
試奏できるかなとお声掛けしたら「どうぞ!」だって。最上級モデルを遠慮なく弾かせて貰えて凄さを実感です。
コレは弾いちゃダメな奴、完成度の高さにただただ感動してしまいます。工業製品としての緻密さ故の完成度に驚かされるばかり。自分が買うならここかMartinの2択かなと改めて思います。
ヤイリさんの所には面白い材のギターが。思わず目に付いたコレ、ボディサイドとバックがナラ!
どんな音が出るのかと弾かせて貰ったんですが、想像してた出音と違う鳴りにびっくり。ぼくも手持ち材料の中にナラは結構な量があるので、サイドやバックにいつか試してみたいですね。
ディバイダーのブースには百瀬さんのギターも。
tatsuta Titanium Partsさんの出展は、福井のメガネ作りの技術を活かしたパーツの数々。なかでも加工を知る者にしか分からないエグさのチタン製ブリッジは衝撃でした。加工方法を惜しげも無く教えて下さいましたがコレは手間が掛かっていますね。
チタンペグ、コレは自分のジャズベに組みたくなる軽さ!
チタン製トラスロッドの曲げ剛性も魅力的、そして青銅製某B社風ブリッジの圧倒的な質量感も素敵でした。
実はエレキブースの中は試奏の爆音が凄く、耳の音量耐性が高くないぼく、あまり長居できず駆け足で回ったんですが、その中で気になったギターをいくつかご紹介。
こちらはT's Guitarさんのセミホローモデル。アーチドトップにコンターを効かせたボディの外形に合わせて内部の空洞も曲面形成されてる素敵な構造。
こちらのギターはNAKAGAWA GUITARSさん、トップに異種木材とレジンを上手く境界にあしらった構成。どうやって作ってるんです?と聞いてみたら全部教えて下さりありがたい限り。この作風はまた挑んでみたくなりますね。
いい意味で呆れたギターがコチラ。BLACK CLOUDさんのエゲツナイ一本。
スポルティッドオークトップのモンキーポッドバック、一見シンプルに見えますが細部がヤバい。バインディング、ボディもネックもなんでここまで攻めて欠けないか分かんない、よく挑まれたなぁとただただ感心。実はネックも凄いことになってるんですが写真撮り忘れちゃった。
ESPギタークラフトアカデミー東京校の学生作品の数々も楽しませて貰えました。
世代は違えどこの遊び心、たまらなく好きデス。
そして昨年、ギター作りのことを色々教えて貰ったひらみつギターさんにお礼を伝えに伺ったり。出来たギターの写真をお見せしたら「このサイドとバックは一体何!?」と使用材の異様さに呆れられていましたw。
後、写真を撮り忘れてたんですが趣味でギター製作されているnavaproducts sakamotoさんがブース出展されていて、製作アプローチの独自性にただただ感心するばかり。実は本職が僕と同じ立場だったことにも驚きましたが、僕とは180°違うアプローチで製作されていてとても話が盛り上がりました。Instagramで製作光景をアップされてるので興味ある方はこちらでどうぞ。3DプリンタとSolidworksを駆使したギター製作は度肝抜かれます。
とまぁそんなこんなで一日色々と遊んできました。完全な冷やかしにも関わらず、また製作視点からの質問にも答えてくれたビルダーの方々にはほんと感謝です。
メッセの締めは竹内アンナちゃんのライブへ。
Martin Club Japanとして斎藤誠さん、tonunさんと三人が出演され、素敵な歌と演奏に大満足。至近距離でアンナちゃんを見れて素晴らしさを改めて実感、ほんと凄かったです。マジ天使!
と大興奮冷めやまぬままライブ終了後に足元を見に行ったら、このボードが!
やっぱアンナちゃんの出音は腕なんだなと実感。このシンプルな足元にまた感動しました。
きっと行かれたほかの方々はまた違った目線で楽しまれていると思います。開催は今日まで、行くと色々楽しめますよ!
ちなみにぼくが選ぶ今回の優勝はコレ。
踏むとほっぺた光る「のりエフェクター」、コレはズルい!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?