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【DIY工作】スイッチャーの製作

エフェクターペダルが増えると悩むのがその組み方。漢な直列接続も悪くはないですが、切り替えがとにかく煩雑になってしまって使いにくい。

巷じゃスイッチャーってので回路を切り替えるのが主流らしく、ぼくも使いたくなっちゃった。

調べたらループスイッチャーとプログラマブルスイッチャーってのがあるらしい。ぼくの目的だとループスイッチャーを少しアレンジさせたら良さげ。

だけどそんなの勿論売ってないので作ります。

素材を工房で探したら、自作の自転車車載スタンドが。クルマ乗り換えて使わなくなったので惜しげなくぶった斬ります。所謂軽量C型鋼ですね。

コレにスイッチとジャック用の穴を開ければ、スイッチャーのケースに。

それっぽくなってきました。

このままでも組めそうですが、ノイズ食らうの嫌なので開口を埋めるカバーを作ります。使ってないPC電源のケースから欲しい寸法を切り出しちゃう。ディスクグラインダーに金の卵を付ければ数秒の仕事です。取り付けは軽量C鋼にタップを切って4点でビス止めする方法にします。
穴開けミスって多く開いてるけど底面だし気にしない。

素材の色が無骨すぎるのでお化粧しましょう。プラサフとラッカーを吹いて、黒色にしてみます。

乾いたら回路を配線。

ぐっちゃぐちゃですね、大混乱です。

これ9ピン3回路2接点SWを使って、
 - 動作確認用LEDの点灯(全SW)
 - 全回路バイパス回路
 - ワウ&ファズ用ループスイッチャー回路
 - 2系統ループのいづれかを選択する回路
を組んでいます。

変な回路にしてるのは、使う楽器がほぼ全てパッシブかつシングルコイルなので、ペダルインピーダンスの違いで音が変わるのと経路長さでの損失を嫌ってること、またペダル間の音を比較したい事が多いってのも理由です。

ここまでできたら、あとは小綺麗にして完成。

コレが軽量C型鋼だとは誰も気付かないでしょ。象が踏んでも壊れない高剛性かつ小さく収まり大成功です。

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