【ギター製作】Alamo Fiesta的ギターの製作 ⑨(フレット打ち)
成形から一週間、ネックの残留応力も少しは解放されたかと思うので、そろそろフレットを打って行きましょう。
まずは指板の平面出し、先週しっかり整えたはずですがスケールを当てるとほんの少し歪みが出ていました。なのでフレットを打つ前に、#320の紙やすりをアルミフレームに巻いて、指板の上をさらう感じで再度面を整えておきます。
さて、フレットは予めカットされたものを使用します。長さを順に並べたら、フレット置き台に順番に刺しておきます。
ここからはハンマーでフレットを軽く叩いて溝へ挿入していきます。ボール盤用の圧入ジグがどこかに行っちゃったので、今回は木の丸棒をフレットに当てその上をハンマーでトントンと叩いて行きました。
全フレットを圧入したら、次はフレット端面を整えて行きます。市販に良さげな専用ヤスリがあるのを見かけたので、端材をテーブルソーで加工して似たモノを作ってみました。
平ヤスリがすっぽり入る斜めの溝を掘り、そこへ柄を外した平ヤスリをはめたら出来上がり。コレを天地返してフレットを擦れば面取りができちゃう寸法です。なぜもっと早く作らなかったのか、と思うほど作業性がよくコレはお勧めの工具ですね。今までオイルストーンで仕上げていましたがもっと均一に仕上がります。
あとはフレットを擦り合わせ。
指板が仕上がったので、ついでにオイルフィニッシュも進めて行きましょう。指板にはサンシックンドリンシードオイル、シャフトはTru-Oilで今回は仕上げます。
ここからは毎日塗り重ねる地味な作業です。ネックだけじゃなく、ボディもそろそろ塗装準備していかなくっちゃいけませんね。