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【DIY小話】廃パレットの活用とパレットブレーカーの紹介
このウッドショックのご時世、木工DIYしようとホームセンターに出掛けても、素材価格を見るとあまりの高額に踏みとどまっちゃいますよね。
ところが、工場や倉庫の片隅に積み上げられた廃パレットの山を見かけることはありませんか?
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実はこういったパレット、そのまま再利用される事は少なくて、多くは処分業者により回収されウッドチップ等として再利用されています。その為、探せば一般向けに格安または無料で譲ってくれる処もあったりします。フリマアプリの「ジモティー」や「メルカリ」などで検索すればすぐに見つかる筈。
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ぼくはお土産持参で友人の建材屋さんの所から貰ってくる事が殆ど、こういう時はツテを頼るとしあわせになれるかもしれません。
さて、手に入れるパレットですが先に注意点を。
入手時にチェックしたいのは消毒方法。荷役に用いるパレットは害虫による病害を予防するために
木材梱包材について植物検疫措置に関する国際基準ISPM No,15
「国際貿易における木材梱包材の規則」(国際基準)
に則した消毒と表示を行う事が義務付けられています。詳しくは以下のサイトを確認してみて下さい。
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上のマークが輸出入用のパレットには表記されています。このYYが消毒方法に熱処理を行ったHTかDHのものを選別した方が、化学処理の物より健康には良いと思います(XXは出荷国)。あと化学薬品の運搬に使用されたパレットも避けた方が良いかな。
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そしていよいよパレットを分解する訳ですが、海外DIYerにはお馴染みのこんな道具があります。
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鉄パイプとアングル材を組み合わせ溶接しただけの簡単な道具、向こうではPallet Breakerと呼ばれています。その使い方は至ってシンプル。
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これだけで分解出来るから作業効率が爆上がり、溶接機あるなら絶対作って損の無い道具です。
あとは残った釘を裏からハンマーで押し出した後に釘抜きで抜けばOK。
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大量の素材を無料でゲットです。
因みに木はパインや米松がほとんどなので、SPFや粗材を手に入れてるのとほぼ同じ。
このまま使えば素朴な感じの適当な仕上がりに、自動かんなできっちりと面を出せばちゃんとした素材として使う事が出来ます。
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この手を使えばウッドショックも怖くない。素材入手に悩む事無く自由なDIYを楽しめるのでおすすめです。
その気になればギターだって作れちゃいますよ!
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