お経の勉強会。
この度、ご縁のある方々から、
『お経の内容を教えて欲しい』
というお話をいただき、
最初はお集まり頂いて、皆さんと共に勉強会をするつもりでしたが、時節柄『三密』を避けるために、zoomで行うことにしました。
今回は、法要や、朝のお勤めでよくお唱えする、
『開経偈』と、『妙法蓮華経 方便品第二』についてお伝えするべく、内容を改めて勉強しました。
皆さんがお経に触れる機会、というのは、
お葬式や法事の時に、お坊さんがあげているのを聞いたり、
あるいは、
昔、おじいちゃんやおばあちゃんが、仏壇の前で、何やらお唱えしていているのを聞いたことがある、
という感じでしょうか?。
そう考えると、
お経というのは、亡くなった方に対して、ご供養するためにあげるものだという風に思われますね。
実際、僧侶の立場でも、ご法事や葬儀で、亡くなられた方の御供養のために、『お勤め』と称してお経をあげて御供養をさせて頂きます。
各宗派、さまざまに法要の流れがありますが、その法要の始めの頃に、
『開経偈(かいきょうげ)』
という文言をお唱えします。
ザックリと内容を説明すると、
『今から、有難いお経をお唱えしますので、この場所にお集まり頂き、どうかお聞き下さい。』
ということで、今まではこのように説明していたのですが、
実はさらに深く調べていくと、
お集まり頂いて、聞いて頂くということだけではなく、
『人間として生まれ、滅多に出会えない仏さまの教えに出会うことが出来て、その教えを受け持つことができる喜び、
その喜びを、自分はもちろん、自分の命を繋げて下さったご先祖様、関わりの方々に聞いて頂く』
というものでした。
仏さまの教えとは、
生きている私たちの為の教えだということを、改めて実感しました。
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