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雀魂~卓別攻略ガイド(初心者、中級者向け)

雀聖、元天鳳プレイヤーが雀魂4つの間について攻略法を解説していきたいと思います。
今回は初心者や中級者向けの内容です。

銅の間

段位戦、最初の卓は銅の間です。

ここはアカウントつくりたての初心者が多く集まる卓であり、手役やルールも覚えたばかり、点数計算もままならないくらいの人が多いので、基礎雀力のある人なら簡単に抜けられます。
天鳳で言うと一般卓と同レベルですね。
初心者の方はまずは和了ることだけを考えて打ってみましょう。
河を見たり、他家の仕掛けを気にすることは止めて、自分の手牌だけに集中することです。
最初のうちは守備力、得点力といったものを伸ばそうとするより、和了率、テンパイスピードといったものを重視して、とにかく最速で和了り切ってしまうのが一番手っ取り早いですね。
クイタン、トイトイ、役牌、鳴きイッツー、鳴き三色、鳴きチャンタなど、あらゆる仕掛け役を駆使して和了りに向かってみましょう。

ただし、一つだけ気を付けるべきことがあります。
それは役が見えない仕掛けをしてはいけないということです。
銅の間は流局が非常に少ないです。
守備力が低い打ち手が多いので、流局する前に横移動して終わることが多いからです。
役なしの仕掛けでテンパイしても流局しなければテンパイ料がもらえないので、和了れる手をつくらなければ意味がありません。
役牌バックとか、後から手役をつけるのは全然いいのですが、その仕掛けに役があるのかどうか、和了り役はなんなのかをよく確認してから仕掛けるようにしましょう。

もっとも経験があり、基礎雀力のある打ち手は普通に打つだけで良いです。
1つ気を付けることがあるとすれば、他家の手が読めないので、いつもより押し気味に打つ方が良いということくらいでしょう。
特に仕掛けはよく分からないことが多く、テンパイしてそうに見えてテンパイしてないことが多いので、あまり気にしないことです。

銀の間

銀の間は段位戦2番目の卓です。

このくらいのレベルになると、初心者から脱却し始める打ち手が多く、ベタオリをする打ち手が多くなってきます。
天鳳で言うと上卓と同レベルくらいです。
しかしそのベタオリの精度は低く、押し引きも正確ではなく、リーチに対してオリ打ちしてしまったり、和了れる手を崩してみすみす他家に和了りをさらわれるなどのようなことが多いです。
したがってリーチは非常に効果的です。
雀力ある打ち手が相手だとリーチを打つと和了牌を切ってくれないことが多いのですが、銀の間だと和了れる手を崩してくれたり、オリ打ちしてくれたりします。
とにかくリーチをたくさん打つことを心掛けてみましょう。
役ありでも下手にダマテンにするより、リーチした方が和了れることに気付くはずです。

金の間

金の間は段位戦3番目の卓です。

レベルは銀の間に毛が生えた程度のようなかんじです。
天鳳で言うと上卓と特上卓の間くらいでしょうか。
押し引きやベタオリがしっかり出来る人が多くなってきますが、意味不明な役なしの仕掛けをする人が多く居たりしてちぐはぐです。
特に中国語のハンドルネームを使ってる人は役なしの仕掛けが多いので気を付けましょう(おそらく中国ルールの麻雀の影響でしょう)。
警戒しすぎると損です。

このあたりの卓からは牌効率や押し引きや正確なベタオリ手順など、基礎雀力をしっかり鍛えて身につけていくことが大事です。
ネマタ本などの中級者向けの戦術書を読むのがおすすめです。
また私が普段やっているような、一人麻雀練習機で期待値計算をやって、牌効率を学んでいくこともおすすめですし、最近流行りのNAGAのようなAIに添削をつけてもらうこともおすすめです。
地道な勉強が攻略の近道です。
ひたすら実戦をこなしていくことはおすすめしません。
客観的な判断が身に付かないからです。

玉の間

玉の間は段位戦4番目の卓です。

この卓からは一気にレベルが上がります。
天鳳で言うと特上卓と同じくらいでしょうか。
牌効率も押し引きもベタオリ手順もみんなしっかりしているし、金の間によく居た謎の役なしの仕掛けをする人もほとんど居ません。
中国語ネームの人だろうと関係なく、日本麻雀に適応してきてるかんじです。
一見するとどこにも隙がなく、互いの実力に差がなくなってきて、もはやただの運ゲーと化してきているような気すらします。
しかし玉の間の打ち手には明確な弱点が3つあります。

1つ目は得点力です。
玉の間の打ち手はテンパイがめちゃくちゃ速いです。
しかしその反面、得点力が低いのです。
どういうことかというと、麻雀の得点は3ハン、4ハンあたりが最も伸びが良いので、1ハンや2ハンの手は効率が悪いのです。
30符1ハンの手を2ハンにしても1000点しか伸びないですが、30符3ハンの手を4ハンの手にすると3800点伸びて7700点とかになりますよね?
40符2ハンの手なら3ハンにすると2600点伸びて5200点とかになります。
このあたりの30符4ハンや、40符3ハンの手を狙うのが最も得点効率が良いということになります。
体感的にも8000点稼ぐのに、クイタンの2000点を4回和了るより、満貫1回和了る方が明らかに楽だし効率が良いですよね?
これは牌効率というより、満貫を和了る効率というか得点効率の話になってきます。
つまり牌効率よりも一段階上の得点効率を学ぶこと。
これが大事になってきます。
相手の速攻に対して、自分も負けじと速攻で対抗しようとしてはいけないということです。

2つ目の弱点は守備力です。
玉の間の打ち手は下位の卓に比べると押し引きやベタオリ手順もしっかりしていて守備意識は高いと言えます。
しかしそれでもまだ守備力は足りないのです。
ひとことで言えば大局感のようなもので、将来的に危険が迫るから予め安全牌を持っておくとか、そういう早めの守備意識が足りないんですね。
リーチが入ってからとか、いざ目の前に危機が迫ってきてから初めて対応するというような人がまだまだ多いです。

また、テンパイが速すぎることが逆に守備力を下げることにも繋がっています。
鳴いて手牌を短くするとガードが弱くなりますし、リーチすることでも守備力は下がります。
ボクシングでも相手に攻撃しようとすればその分カウンターをもらう危険も高まりますよね?
つまり攻撃しすぎているんです。
しょうもない愚形や安い手で鳴いたり、リーチしたり、配牌から負けが決まっているのに真面目に手をつくろうとして安牌を持たないまま手を進めたりしていませんか?
カウンターによる被弾を減らすためには、一撃の攻撃力を高めて手数を減らし、少ないチャンスをものにしていくこと
これが大事です。

3つ目の弱点は読みです。
玉の間の打ち手は牌効率がしっかりしている分、手が読みやすくなっています。
特に鳴いた手の打点、テンパイ気配、おおまかな待ちなどは訓練すれば読めるようになってきます。
押し引きに関してもしっかりしている分、今後の展開が読みやすくなってきます。
例えばリーチに対して押している人がいるから、今後2件リーチに発展する可能性が高い(安牌を持ってベタオリしよう)とか。

まとめると、玉の間で勝つためには

  1. 得点力の強化

  2. 徹底した守備意識

  3. 推理力(読み)の強化

この3つが大事です。
そのためにはどうすればいいかというと、麻雀のトッププロはこういったことをよく研究し、身に付けているので、彼らに学ぶのがおすすめですね。
上級者向けの麻雀戦術書を読み漁るのが良いと思います。
Mリーガーのようなトッププロが出版している戦術書はたくさんあります。
残念ながらこの1冊さえ読めばバッチリと言えるような戦術書はないので、片っ端から読んでいくしかないです。
その代わりどれを読んでも無駄になるようなこともあまりないので、少しずつですが、地道な勉強を続けることで着実に力はついていきます。
動画や配信を見るのもおすすめです。
ちなみに私は園田賢や多井隆晴のyoutubeチャンネルをよく見ています。

解説は以上になります。
今回は具体例がなく抽象的な話になってしまいましたが、参考になれば幸いです。

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